三菱自動車工業は2月5日、インドネシア共和国の乗用車生産拠点であるミツビシ・モータース・クラマ・ユダ・インドネシア(所在地:西ジャワ州ブカシ県、以下MMKI)で生産する新型コンパクトSUV『エクスフォース』の輸出を開始した。
首都ジャカルタ市から北に約10kmに位置するタンジュンプリオク港にて同日開催した記念式典には、インドネシア政府や日本政府の方々など多くのご来賓や、三菱自動車の関係者らが参列した。
なお今回はベトナムへ輸出するが、今後、フィリピンなど他のアセアン地域や、南アジア、中南米、中東、アフリカにも順次展開していく構え。
式典にあたり三菱自動車の加藤社長は「インドネシアの生産拠点から輸出することを大変誇りに思います。今後も様々な地域に輸出することで更にインドネシア経済に貢献すると共に、インドネシア自動車産業の発展に寄与していきたいと考えております」と述べた。
また三菱自動車では、「昨年12月に当社の海外拠点として初めて軽商用EV『ミニキャブEV』をインドネシアで生産開始しました。今後も時代と需要に柔軟に対応する生産供給体制を構築していきます」と話している。
『エクスフォース』の特徴(ベトナム仕様)
駆動方式:2WD
全長×全幅×全高[mm]:4,390 x 1,810 x 1,660
エンジン:1.5L DOHC 16バルブ MIVECエンジン
最高出力[kW/rpm]:77 / 6,000
最大トルク[N・m/rpm]:141 / 4,000
工場(MMKI)の概要
所在地:インドネシア共和国 西ジャワ州 ブカシ県(首都ジャカルタ市から東に37km)
代表者:斉藤稔 取締役社長
生産開始:2017年4月
生産能力:22万台/年
敷地面積:30ヘクタール
従業員数:約3,600名 (2023年12月)
生産車種:
『パジェロスポーツ』、『エクスパンダー』、『エクスパンダー クロス』、
『コルト L300』、『エクスフォース』、『ミニキャブEV(現地名:L100 EV)』