三菱自動車工業は9月21日、欧州事業統括会社“ミツビシ・モーターズ・ヨーロッパ・ビー・ブイ(MME)”が、欧州市場向け新型コンパクトSUV「ASX」を、オンライン発表会で世界初披露したと発表した。
三菱自動車では、2010年から主力車種として「ASX」を欧州販売してきたが、その新型モデルは、アライアンスパートナーであるルノーからOEM供給を受けたものとなる。
新型ASXは、ルノー・日産・三菱自動車アライアンスによる“CMF-Bプラットフォーム”を採用し、スペインのルノー社バリャドリード工場で生産、三菱自動車の販売ネットワークを通じて、来年3月から欧州の一部市場にて販売される。
[新型ASXの特徴]
1.エクステリアデザイン
・フロントからリヤへの流麗なシルエットが、後方に向かって切れ上がるキャラクターラインとフローティングルーフを採用し、軽快な走りを予感させる躍動感のあるスタイリングに。三菱自動車のデザインコンセプトである「ダイナミックシールド」要素をフロント部分に取り入れ、グリル上部にはスリーダイヤを配置、ボディサイドを絞り込みとショルダーを張り出すなど、力強さを表現。
2.パワートレイン
・欧州の多様なニーズに応えるべく、4種パワートレインを設定。
①1.6Lガソリンエンジンに駆動用と発電用の2つのモーター、マルチモードの自動変速機と10.5kWhの駆動用バッテリーを組み合わせた「プラグインハイブリッドEV(PHEV)」モデル。
②1.6Lガソリンエンジンに駆動用と発電用の2つのモーター、マルチモードの自動変速機と1.3kWhの駆動用バッテリーを組み合わせた「ハイブリッド(HEV)」モデル。
③1.3L直噴ガソリンターボエンジンと6速マニュアルトランスミッション或いは7速ダブルクラッチオートマチックトランスミッションを組み合わせた「マイルドハイブリッド」モデル。
④1.0Lガソリンターボエンジンと6速マニュアルトランスミッションを組み合わせた「ガソリンエンジン」モデル。
3.インテリア&先進機能
・広いラゲッジルームとスライド式リヤシートで利便性を高めた。
・インストルメントパネルの中央に、ディスプレイ上からドライブモードを選択することができる“マルチセンス”システム採用の「スマートフォン連携ディスプレイオーディオ(SDA)」を配置。
・レーダークルーズコントロールシステム[ACC]と車線維持支援機能を組み合わせた高速道路同一車線運転支援機能「マイパイロット」をはじめとした先進運転支援システムを搭載し、安全な運転をサポート。