三菱自動車は2月5日、2017年度第3四半期(2017年4月1日~12月31日)決算及び2017年度通期業績の上方修正見通しを発表した。
1.2017年度第3四半期業績概要
2017年度第3四半期累計の売上高は前年同期比13%増加の1兆5,181億円となり、営業利益は前年同期の▲232億円から646億円に黒字転換し、営業利益率は4.3%となった。
燃費不正問題の影響を受けて前年同期は▲2,133億円の赤字だった当期純利益も、701億円の黒字となった。
2.グローバル販売状況
2017年度第3四半期累計のグローバル販売台数は777千台となり、前年同期から15%増加した。
日本市場は、軽自動車『eKワゴン』『eKスペース』の復調と、『デリカD:5』を中心に「ACTIVE GEAR」シリーズが好評なことから、前年比24%増の62千台まで着実に回復。
また、中国では、一昨年現地生産化した『アウトランダー』が好調を維持しており、前年比63%増の103千台と成長を力強く牽引している。
アセアン地域では、10月よりインドネシアで販売を開始した次世代クロスオーバーMPV『エクスパンダー』が好調であり、前年比25%増の187千台となった。
また、新型コンパクトSUV『エクリプス クロス』は欧州で順調に立ち上がり、更にはオセアニア、北米、日本への展開も進めており、今後の販売への貢献が期待できるとしている。
3.2017年度通期業績の見通し及び配当予想を修正
第3四半期までの好調な販売に加え、コスト低減が順調に進んでいることもあり、今年度通期の業績予想及び年度末の配当予想を以下のとおり見直した。
[2017年度通期業績の見通し]
[配当の見通し]
益子修 CEOは、「当社はこの第3四半期においても回復の軌道を堅持いたしました。本日、最新の業績状況も踏まえ、通期業績見通しを上方修正いたしました。今期はこの目標を確実にやりきるとともに、将来の成長に向けて必要な投資を引続き行い、基盤作りを着実に進めてまいります。また、期末配当につきましては、成長投資とのバランスも考慮しつつ、従来予想の1株あたり7円から10円に予想を修正いたしました。」としている。
※本資料に記載されている将来に関する記述を含む歴史的事実以外のすべての記述は、現時点における当社の予測、期待、目標、想定、計画、評価等を基礎として記載されている。また、予想数値を算定するために、一定の前提(仮定)を用いている。これらの記述または前提(仮定)については、その性質上、客観的に正確であるという保証や将来その通りに実現するという保証はない。これらの記述または前提(仮定)が、客観的には不正確であったり、将来実現しない原因となるリスク要因や不確定要因のうち、現在想定しうる主要なものとしては、本計画の各種目標・各種施策の実現可能性、金利・為替・原油価格の変動可能性、関係法令・規則の変更可能性、日本国内外の経済・社会情勢の変化可能性等があげられる。
※なお、潜在的リスクや不確定要因はこれらに限られるものではない。また、同社は、将来生じた事象を反映するために、本資料に記載された情報を更新する義務を負わない。投資に関する最終的な決定は、投資家自身の責任で判断の事。本資料に記載されている情報に基づき投資された結果、何らかの損害が発生した場合でも、同社は責任を負わない。
参考資料(連結)(PDF):
http://www.mitsubishi-motors.com/content/dam/com/ir_jp/pdf/financial/2018/180205-1r.pdf
決算短信(PDF):
http://www.mitsubishi-motors.com/content/dam/com/ir_jp/pdf/financial/2018/180205-2r.pdf
プレゼンテーション資料(PDF):
http://www.mitsubishi-motors.com/content/dam/com/ir_jp/pdf/financial/2018/180205-3r.pdf
補足資料(PDF):
http://www.mitsubishi-motors.com/content/dam/com/ir_jp/pdf/financial/2018/180205-4r.pdf