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2021年3月8日【SDGs】

三菱ふそうのeCanter、イケアのサステナブルな輸送で活用

NEXT MOBILITY編集部

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三菱ふそうトラック・バス(以下、MFTBC)は3月8日、イケアの日本法人イケア・ジャパンの配送向けに2020年内に電気小型トラック「eCanter」を合計3台納車したことを発表した。

 

家具メーカーへの「eCanter」の納車は、同社が初。3台のうち、2台がイケア・ジャパン保有、1台は同社の配送協力会社であるSGムービングの保有となる。
三菱ふそう・ロゴ
イケア・ジャパンは環境の保護・再生によって人、社会、地球にポジティブな影響をもたらすためにサステナビリティを強力に推進し、サステナブルな輸送への第一歩として排ガスの出ないゼロ・エミッションの「eCanter」を導入。イケアは、エネルギー関連の温室効果ガス排出量を2030年までに80%絶対的削減する目標を掲げるほか、2025年には100%の輸送を電気自動車にする目標を提示している。

 

その第一歩として、2020年3月に「eCanter」を2台、同12月には安全装備を拡充した改良モデル1台を導入。3台のうち1台はIKEA港北とIKEA原宿との店舗間の商品納品業務に利用され、2台は顧客の自宅向けの商品配送用途で使用されている。

 

「eCanter」は1充電あたり100kmの航続距離を確保し、ディーゼル車と比較して騒音がなく、振動も少ないため、特に都市内輸送に適している。夜間にも充電できるため、深夜や早朝の配送ニーズにも対応し、作業時間の効率化にもつながる。また、急速充電を繰り返すことでさらに長距離の走行も可能になるという。

 

IKEA港北とIKEA原宿間の配送で利用される「eCanter」は、店舗間の1往復による1日あたりの走行距離は平均で約50kmとなる。一方で、早朝から稼働して店舗間を2往復するケースでは、1日あたりの走行距離が100km以上に達することもあり、最大限の走行距離で稼働できることが実証されている。

 

MFTBCは商用車メーカーとしてCO2排出削減に向けた取り組みを加速し、2039年までに日本国内へ導入する全ての新型車両を走行時にCO2を排出しないCO2ニュートラル化にするビジョンを掲げている。国内外でのカーボンニュートラル化への動きが急速に進む中で、「eCanter」は商用車のゼロ・エミッション化において大きな役割を担っているとし、サステナブルな輸送の実現に向けて今後も取り組んで行くとしている。

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。