ダイムラートラックAG傘下の三菱ふそうトラック・バス(MFTBC)は、商品開発と販売業務を再調整する戦略的決定に基づき、北米(米国とカナダ)での新車販売事業を廃止し、サービスに特化した運営体制に移行すると発表した。
北米でのふそうブランドの新車販売は、販売子会社のMitsubishi Fuso Truck of America(MFTA)が手掛けているが、今後同社は、業務形態の調整を行い、両国の販売代理店と協力して販売店を部品・サービスに特化した拠点へ移行。
三菱ふそうは、MFTAが両国ユーザーに対して、2028年まで確実に保証修理、保守サービスや部品交換を提供できるよう連携していくとしている。
また、部品配送センターや技術トレーニングセンターを併設するニュージャージー州のMFTA本社については維持し、短期的には、大半の従業員の雇用を継続。ふそう販売店については、引き続き運営を続ける意向を示しており、新車販売拠点には一定期間在庫の販売を継続する選択を与えるとしている。