三菱ふそうトラック・バス(以下、MFTBC)は8月8日、埼玉県春日部市の販売サービス拠点“春日部支店”と、宮城県柴田郡の“大河原サービスセンター(旧・白石サービスセンター)を移転し、共に17日から営業を開始すると発表した。
なお、以上の販売拠点の刷新は、国内販売拠点の施設の改良・新設によって、より高品質なサービスの提供と従業員の働く環境の改善を目指す「ミライ」プロジェクトの一環として実施された。
春日部支店
首都圏および東北方面への物流にとって非常に重要なエリアに位置する春日部支店は、春日部市、蓮田市、越谷市、吉川市、白岡市、さいたま市の一部、北葛飾郡、南埼玉郡を担当。
新春日部支店は、北葛飾郡杉戸町から春日部市下柳に移転され、重要な交通経路である国道4号バイパス・16号へのアクセスがさらに良好になった他、旧店舗と比べて敷地面積が約3倍、建物面積が約2倍となり、南関東地区最大規模の拠点となった。
また整備ストールを全10レーンに拡大し、この内5レーンに前後で2台の同時整備が可能な通過式を採用。安全で高品質な整備作業を目指し、フロアリフトや4柱リフト等、最新整備機器を導入したことに加え、男女別の待合室やリクライニングチェアの設置等、快適な空間づくりも行われた。
<概要>
– 支店名:春日部支店
– 所在地:埼玉県春日部市下柳1882番地
– 営業時間:9:00~18:30
– 定休日:日曜日、祝日、第2土曜日
– 整備設備:全15レーン(整備10、塗装1、板金2、完成検査場2)
大河原サービスセンター
宮城県内陸部南部の国道4号沿い、東北自動車道に近い場所に位置し、白石市と角田市、柴田郡、刈田郡、伊具郡を担当する大河原サービスセンターは、2010年の国道4号の拡張工事に伴い、大河原町から白石市に暫定的に移転。「白石サービスセンター」として稼働してきたが、今回、元の場所に規模を拡大して再移転。店舗名を「大河原サービスセンター」に改めた。
以上の経緯から、旧白石サービスセンターの設備は、必要最低限のものであったが、新工場では整備ストールを全5レーンに拡大、この内2レーンを前後で2台の同時整備が可能な通過式を採用すると共に、安全で高品質な整備作業を目指し、フロアリフト、4柱リフト等、最新の整備機器を導入した。
<概要>
– 支店名:大河原サービスセンター(旧:白石サービスセンター)
– 所在地:宮城県柴田郡大河原町金ヶ瀬字中川原62
– 営業時間:9:00~18:30
– 定休日:日曜日、祝日、第2土曜日
– 整備設備:全7レーン(整備5、塗装1、完成検査場1)
さらに今回、両拠点に於いては、構内の安全向上のために一方通行の車両動線を実現した他、待合室とメカニック向けの厚生施設の充実、フルブースの塗装場や全照明のLED化、最新式の排水設備導入といった環境対策、そして電気トラック用の充電設備の設置などが共通して行われた。