三菱ふそうトラック・バス(以下 MFTBC)は9月24日、東京都下の重要拠点である品川支店(東京都品川区)を、リニューアルオープンしたと発表した。
品川支店は東京23区南西部に位置し、羽田空港や大井埠頭、大田市場などの主要物流ポイントにほど近い、東京都下の重要拠点。リニューアルは、より高品質なサービスの提供と従業員の働く環境の改善を目指す「ミライ」プロジェクトの一環として行われた。
2019年に開始された「ミライ」プロジェクトは、顧客に高品質なサービスを提供し、また従業員の働く環境を改善することを目的に、国内販売拠点の設備や施設の改良を「ソフト」と「ハード」を組み合わせたアプローチで行うプロジェクト。ソフト面に於いては、「リテールエクセレンス(2017年に国内販売拠点で開始)」と呼ばれる活動の下、整備業務のプロセス改善と販売部門社員への意識改革を促進。ハード面では、プロジェクトのコンセプトである「3R」(改装 -Refurbish、再建 –Rebuild、移転 -Relocate) に基づいて、全販売拠点を対象に評価を行い、設備と施設を改良する。
今回の品川支店のリニューアルでは、分散していた事務所と部品庫を新事務所棟に統合することで、入庫車両の駐車スペースを増設。出入り口と構内の車両の動線も見直し、出入庫をよりスムーズにした。
新事務所棟は、ふそうディーラーコンセプトに基づき、ブランドカラーの赤・黒・白を基調とした外観デザインとし、建材に拘ることで耐久性と安全性を追求した他、環境にやさしい建物を志向して屋上と側壁を緑化。また、利用客の待合室を男女別とし、リクライニングチェアなどを置く等、快適な空間づくりを目指した。加えて、障害者向けの設備も導入した。
さらに、デジタル化旗艦店と位置付け、工場の入庫・作業状況がひと目でわかる「デジタルサービスセンター」を、事務所とメカニックルームに設置するなど、入庫管理の円滑化を進めていると云う。
また品川支店では、MFTBCが世界の子供たちを支援するプロジェクト「FUSO Kids」の一環で、2018年から協力を続けている「子ども食堂(※)」の活動に関して、運営団体に一部設備を無償提供していることから、子供に合わせた高さの食堂設備も備えた。
※共働きで両親の帰りが遅いなどの事情で、自宅で夕食を取れない子供が多くいることから、そういった子供たちに夕食を提供したり、遊びや勉強の場を提供する活動。
[品川支店の概要]
– 所在地:東京都品川区東品川3-12-1
– 電話:03-3458-8832(営業)/03-3472-6311(サービス)
– 営業時間:9:00-18:30
– 定休日:日曜日・祝日
および、2・3・4・6・7・9・10・11・12月の第1土曜日、1・5・8月の第2土曜日
– 整備設備:18レーン(整備大型10、中小型5、塗装1、板金1、検査場1)