三菱ふそうトラック・バスは9月10日、現地合弁販売会社であるダイムラー・トラック・アジア台湾(以下「DTAT社」)が、2017年の同社創業から6年目で、台湾市場で納車したふそう車が3万台を突破したと発表した。
3万台目となるふそうトラック「キャンター PRO5」(車両総重量5㌧)の納車式は、高雄市に本社を置く不動産開発会社の一功営造股份有限公司で9月中に行われる予定。1980年に設立された同社は現在約15台のふそう車を保有しており、新たにフリートに加わるトラックは、日々の建設業務に活用される。
台湾市場におけるふそう製品の歴史は長く、市場参入は小型バス「B46」を導入した1936年に遡る。現在では、台湾はふそうにとってインドネシアに次ぐ海外の主要市場となった。
台湾各地での販売拠点の整備やサービス向上施策により、ふそうは2020年まで29年連続で商用車ブランドのトップシェアを獲得。ふそうは2020年、商用車部門全体で32.2%、小型トラックでは38.1%の市場シェアを達成している。