三菱ふそうトラック・バス(以下「MFTBC」)は3月31日、品質マネージメント施設「マテリアルラボ」がISO/IEC17025:2017を取得したことを発表した。
ISO/IEC17025:2017認証は、試験室環境の技術的能力に関する特定認証で、有効な結果を継続して生み出す能力の向上を目的とした品質システムの実装に用いられる。同認証の取得は、ステークホルダーに対して、試験の信頼性を裏付け、国内外での製品の信頼向上につながる。また、試験所の安全で確立された取り組みの公な評価でもある。
MFTBC川崎製作所の品質マネージメント施設内にある「マテリアルラボ」は、2017年の設立後、製品に使用する材料や素材の調査・分析を行ってきた。今回、鉄鋼・非鉄金属の硬さに関する「ビッカース・ヌープ硬さ試験」「ロックウェル硬さ試験」と「ブリネル硬さ試験」、および素材や表面コーティングの耐食性を確認する「耐食噴霧試験」について、独立行政法人製品評価技術基盤機構センター(以下「NITE」)より、ISO/IEC17025:2017(試験及び校正を行う試験所の能力に関する一般要求事項)の認証を受けた。
なお、同認証の取得は、ダイムラートラックグループの中ではインドのダイムラー・インディア・コマーシャル・ビークルズ社(DICV)に続いて2例目となる。