三菱ふそうトラック・バス(MFTBC)のインドネシアにおける合弁会社で現地販売代理店である「Krama Yudha Tiga Berlian Motors(KTB社)」は、ふそうトラック車両のオンライン販売を開始した。
なお、MFTBC最大の輸出市場であるインドネシアでの新車のオンライン販売は、初となる。
インドネシア国内で販売するふそうの小型・中型トラックは、MFTBCの川崎工場からノックダウンキット(KD)として出荷され、東ジャカルタ市のKrama Yudha Ratu Motors(KRM社)で組み立てられ、KTB社によって販売されている。
ふそうブランドは、同国の商用車市場で、50年連続でシェアトップを獲得。新型コロナウイルスの感染拡大とその経済への影響にもかかわらず、今年1-8月のインドネシア商用車市場で48.7%のシェアを記録するなど、KTB社は、同国でのふそうの長い歴史を支えてきた。
そんなKTB社が、毎月3人に1人のインドネシア人が利用するとも言われる同国最大のECサイト(*)「トコペディア」に、ふそうブランド車両のオフィシャルストアを、9月1日に開設した。
オフィシャルストアは、KTB社の販売ネットワークに属するディーラー22社に接続され、北スマトラ州、南スマトラ州、ジャボデタベック、西ジャワ州、中部ジャワ州、東ジャワ州、カリマンタンおよび同国東部の8地域、ふそう販売店の85%を網羅。ストアでは、全てのインドネシア市場向け車両が購入可能、購入したトラックは、配送、または店頭受け取りの選択ができる。
オンラインでの小売り活動の開始は、新型コロナウイルス感染症の世界的大流行でソーシャルディスタンス(社会的距離)の維持が求められる中、車両購入を簡素化する機会を提供するというKTB社の取り組みの一環。MFTBCは、このオンラインショップを通して、ふそうブランドの存在感を強固にし、更なる拡販につなげていきたいとしている。
■ふそうのトコペディアの公式ストア(インドネシア語):https://www.tokopedia.com/discovery/mitsubishifuso