三菱ふそうトラック・バス(以下「MFTBC」)は11月9日、オーストラリアで新型モデル「ショーグン510」を発売した。
MFTBCは、オーストラリア市場向けの大型トラック「ショーグン」のラインアップに、新型モデル「ショーグン510」を追加。「ショーグン510」は、オーストラリアで展開するFUSOシリーズの中で最高馬力を持つトラックとなった。
新型「ショーグン510」は、オーストラリアではハブ内輸送向けの6×4の原動機またはリジッドトラックとして販売される。連結車両総重量(Gross Combination Mass: GCM)63トン、510hp (約380kW)、最大トルク2500Nmの同モデルは、シングルまたはダブルのトレーラーを運搬可能。なお、エンジンはダイムラーの「OM471」型6気筒エンジン(総排気量12.8L)を搭載する。
また、車両逸脱警報装置「LDWS(Lane Departure Warning System)」、車両安定性制御装置「ESP®(Electronic Stability Program)」、さらに衝突被害軽減ブレーキ「アクティブ・ブレーキ・アシスト5(ABA®5)」といった先進安全装置を標準装備する。
さらに、走行中に車両左側の走行者や車両を感知する「アクティブ・サイドガード・アシスト(Active Sideguard Assist®)」もリジッドモデルに搭載。3段階のエンジンブレーキシステムやデイタイムLEDランニングライトを採用したほか、ダッシュボードに設置した高画質のタッチスクリーンパネルやプレミアムレザーステアリングホイールにより、ドライバーをサポートする。
MFTBCは「ショーグン510」の開発において、オーストラリア国内のニーズに適合するための広範なテストを実施し、試作段階では同国アウトバックでの屋外テスト、また南アフリカでの気候テストを行った。またオーストラリアとニュージーランドでは量産前テストを実施し、これらの国々でも2021年末に発売を予定している。