三菱ふそうトラック・バス(以下「MFTBC」)は9月29日、中東・ヨルダンにおけるふそう製品の販売代理店であるモータービークル・トレーディング・カンパニー(以下「MVTC社」)が、同国のマダバ市で販売・サービス拠点を開設したことを発表した。
新拠点は、複数の幹線道路に近接し、国際空港や首都アンマンへのアクセスが容易な場所に立地。約24,000㎡の広大な敷地に、6,000㎡超の建築面積を有し、今後成長が見込まれるヨルダン市場において、最大規模の販売店になった。
施設内には、最大6台の車両を展示できるショールームや、40以上の整備ストール、メンテナンスや修理に柔軟に対応する設備・機器を持つサービスセンターを備えている。また、ふそうブランドの国際的な基準に沿った高品質なサービスを提供するために、従業員向けのトレーニングルームも設置。さらにMVTC社は、新拠点の開設に合わせ、サービスの範囲をさらに拡大するべく、小型トラック「キャンター」を用いた移動式のサービス車両を導入した。
MVTC社は、ヨルダンで70年以上の歴史を持つ大手自動車グループ・Abu Khader Automotive社の傘下企業。Abu Khader Automotive社は、数多くの乗用車ブランドの販売・リースに加え、不動産開発や倉庫物流などの事業も展開している。
同国において、ふそうブランドは小型から大型までのトラック、さらに小型バス「ローザ」をラインアップしており、MFTBCの川崎工場とパートナー組織であるダイムラー・インディア・コマーシャル・ビークル(DICV)がインド・オラガダム工場から完成車として輸出する。同社によると、とりわけ小型トラック「キャンター」は、ヨルダンのみならず、中東・北アフリカ地域で高い販売実績を誇っている。