三菱ふそうトラック・バスは、ダイムラー社の取締役会の決議に基づき、以下の通り役員人事を発表した。同役員人事は、後日開催する臨時株主総会の承認を経て、正式に決定する。
現ダイムラー・トラック・アジア代表兼MFTBC代表取締役社長・CEOのマーク・リストセーヤが2018年3月31日付けで退任し、後任としてハルトムート・シックが4月1日より就任する。
[マーク・リストセーヤについて]
1994年に当時のダイムラー・ベンツAGに入社し、販売及び戦略の分野で様々なマネージメント職を歴任。
2005年にトラック戦略部門代表としてインドで市場参入を計画、新たに設立したDICVにプロジェクトマネージャーとして、その後CEOに就任。
2014年には、MFTBCの取締役副社長兼セールス・カスタマーサービス本部長に就任し、MFTBCとダイムラー・インディア・コマーシャル・ビークルズ社(本社、インド)をブランドと会社の両面でDTAに統合した。
2015年4月1日より、ダイムラー・トラック・アジア代表兼MFTBC代表取締役社長・CEOに就任し、FUSOとバーラト・ベンツブランドの世界的な事業を担当。
以来、企業としてのMFTBCとFUSOブランドの両責任者として、製品、生産、品質管理、そしてデジタル化への投資を行い、更に電気トラックとバスに特化したE-FUSOブランドを立ち上げた。
[ハルトムート・シックについて]
2009年1月1日よりダイムラー・バス部門代表兼エボバスGmbH社(本社:ドイツ シュトゥッツガルト)のCEO。
世界初の自動運転走行の路線バスであるメルセデスベンツ「フューチャー・バス」を発表。
機械工学を専攻した後、1986年にダイムラー・ベンツAGのセントラル・リサーチ部門に入社。ドイツ、ジンデルフィンゲン工場で乗用車生産に従事し、1990年にミュンヘンのDASAマーケティング部門を経て、1993年にコーポレート事務局長及び理事会長に就任。
1995年、会長計画事務局長を担当。2年後に、ブラジルのJuiz de Fora工場の生産と物流責任者に就任。2002年以降、ダイムラーグループのグローバルコミュニケーションの責任者を務めた。
[DTAについて]
ダイムラー・トラック・アジア(DTA)は80年以上の歴史を持つ「三菱ふそうトラック・バス株式会社」と、新会社「ダイムラー・インディア・コマーシャル・ビークルズ社」が共同で事業を行う組織。
DTAは製品開発、生産、輸出、調達、研究活動を共同で行う。