NEXT MOBILITY

MENU

2024年7月3日【アフター市場】

三菱ふそう、両備グループと中国地方に共同販社新設

NEXT MOBILITY編集部

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
両備ホールディングス・HP

三菱ふそうトラック・バス(以下、MFTBC)は7月3日、両備ホールディングス および両備ファイナンスと、中国地方の4県エリアを対象とする新たな販売会社「ふそう中国地区販売株式会社(仮称)」を、共同で設立すると発表した。

 

これまで島根、鳥取、広島、山口の4県に於いては、MFTBCの地域販売部門が販売・サービスを担ってきたが、今後は、前述の両備2社と共同設立する新会社に事業を統合。経営体質を強化すると共に、より地域に密着したきめ細かで充実したサービス体制を構築し、販売強化を目指す。

 

両備ホールディングスおよび両備ファイナンスは、交通事業を中心とした事業を展開する両備グループ の中核企業。両備ホールディングスは、1962年に岡山県内でFUSO車両の販売とサービスを担う特約販売会社として、岡山三菱ふそう自動車販売 (以下、岡山ふそう)を、MFTBCと共に設立し、以来60年以上に亘って安定的な事業を継続してきた。

 

岡山ふそうでは、引き続き岡山県内の販売・サービスを担当していくが、中国地方の他4県での事業については、同社が培ってきた経営ノウハウを引き継ぎ、新会社が担っていくと云う。

 

なお、新会社の事業開始は、関連当局からの承認を経た後の2025年2月を予定しているとのことだ。

 

1.新会社の概要
– 名称:ふそう中国地区販売株式会社(仮称)
– 本社所在地:〒731-4311 広島県安芸郡坂町北新地1丁目4番79号
– 事業開始予定:2025年2月3日
– 株式保有比率:

・両備ホールディングス 40%
・両備ファイナンス40%
・三菱ふそうトラック・バス 20%

– 資本金:1億円
– 事業内容:三菱ふそう製トラック、バスの車両販売、整備、部用品販売、及び産業エンジンの整備。
※何れも2024年7月3日時点での予定。

 

2.出資各社の概要
(1)両備ホールディングス
– 商号:両備ホールディングス株式会社
– 本社所在地:岡山県岡山市北区下石井2-10-12 杜の街グレース オフィススクエア
– 代表者:代表取締役社長 松田敏之
– 設立:1910年7月
– 資本金:4億円
– 主な事業:交通運輸業、不動産業、倉庫・通関業、スーパーマーケット事業、整備業、製造業。

 

(2)両備ファイナンス
– 商号:株式会社両備ファイナンス
– 本社所在地:岡山県岡山市北区下石井2-10-12 杜の街グレース オフィススクエア
– 代表者:代表取締役社長 松田敏之
– 設立:2023年11月
– 資本金:1億円
– 主な事業:両備グループCMS運営、出資・投資事業など。

 

(3)両備グループ
– 事務局:岡山県岡山市北区下石井2-10-12 両備ホールディングス本社内
– 代表者:グループ代表 小嶋光信
– 主なグループ企業:両備ホールディングス株式会社、株式会社両備システムズ、岡山交通株式会社、和歌山電鐵株式会社、株式会社中国バスなど。
– 従業員数:約8,100人
– 連結売上高:1,598億56百万円(2023年度)

 

(4)三菱ふそう
– 商号:三菱ふそうトラック・バス株式会社
– 本社所在地:神奈川県川崎市中原区大倉町10
– 代表者:代表取締役社長・CEO カール・デッペン
– 設立:2003年1月
– 資本金 :350億円
– 主な事業:トラック・バス、産業エンジンなどの開発. 設計、製造、売買、輸出入、その他取引業。

CLOSE

坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。