三菱ふそうトラック・バスは5月10日、小型トラック「キャンター」の2019年モデルを発表した。
GVW7.5t以下は5月から、またGVW7.5t超は7月から、全国の三菱ふそう販売会社及び三菱ふそう地域販売部門での販売を開始する。価格は、505万8,720円(税込)。
小型トラック「キャンター」2019年モデルは、GVW7.5t以下全車で、平成28年度排出ガス規制に適合。加えてGVW7.5t超クラスで、J-OBDⅡ(車載式故障診断装置)規格に対応した。
また、GVW7.5t以下の2018年モデルで搭載した「衝突被害軽減ブレーキ」、「車両安定性制御装置」と「車両逸脱警報装置」を含む先進安全技術を、GVW7.5t超クラスにも拡大。新たに電気式のブレーキ磨耗インジケーターを全車に導入し、安全性をさらにアップした。
また、Bluetoothオーディオシステム、エンジン始動の際にECOモードがオンになるよう改善。快適性と燃費性能が向上した。
[キャンター2019年モデル特長]
・ブレーキ磨耗インジケーター導入(全モデル標準装備-高床4WD/FGB70除く)
ブレーキパッド内に配置されたセンサーを介して、ブレーキパッドが磨耗した場合にドライバーに警告する (但しブレーキパッドの状態は定期的に直接確認することを推奨)。
・衝突被害軽減ブレーキ(AEBS : Advanced Emergency Braking System)
フロントバンパーに搭載したミリ波レーダーにより、前方の走行車両または停止車両、さらに歩行者を検知し、衝突の危険を察知するとドライバーに警報を発し、衝突の危険が高まるとブレーキを自動的に作動し、衝突回避や衝突時の被害軽減をサポートする。
・車両安定性制御装置(ESP: Electronic Stability Program)
車両姿勢を常にセンサーにて感知し、カーブでの横滑り、横転等の危険性が生じた場合、エンジン出力や4輪のブレーキ力を最適に制御し、危険回避をサポートする。
・車線逸脱警報装置
高速道路などでウィンカー操作を行なわず、車両が車線を逸脱した場合、白線認識カメラが逸脱を検知し、ドライバーにブザーとメータークラスタ内Ivis(マルチ情報システム)に表示。安全走行を促す。
・電動パーキングブレーキ(EPB : Electric Parking Brake/※オプション)
電動モーターのアシストにより、軽い操作力でパーキングブレーキの作動、解除が行なえる。坂道などの駐車時においても、より安定した制動力を保持。
・Duonic 2.0 Ecoモード(全モデル)
エンジン始動の際に、標準設定としてEcoモードをオンにすることで、燃費向上につなげる。
・Bluetoothオーディオシステム(全モデル-スライドドア付塵芥車除く)
BluetoothとUSBポート搭載によりスマートフォンや他の機器との接続が可能。
[車両スペック及び東京地区販売価格] (消費税含む:税率8%)
<車型、エンジン、トランスミッション、主な仕様、価格(千円)>
– 2RG-FEB50、4P10 (T4)110KW (150PS)、6速 Duonic2.0、アイドリングストップ&スタート付き 平ボデー、5,058.72
■(三菱ふそう)キャンター:https://www.mitsubishi-fuso.com/content/fuso/jp/lineup/truck/canter/index.html