三菱自動車工業は2月24日、コンパクトSUV「RVR」の安全装備を充実させるなど、一部改良を実施し、全国の系列販売会社を通じて同日より販売を開始すると発表した。メーカー希望の車両本体価格(税込)は、230万6,700円~283万2,500円。
RVRは、取り回しがよいコンパクトボディに路面状況に合わせて最適な走行性能を提供する電子制御4WDを備えたコンパクトSUV。SUVのエントリーモデルとして約90カ国で販売されている。今回の一部改良では、安全装備の充実など、以下の変更が加えられた。
[主な変更点]
(1)安全装備
・上級グレードのみ標準装備となっていた“後側方車両検知警報システム(レーンチェンジアシスト機能付)[BSW/LCA]”と“後退時車両検知警報システム[RCTA]”を、Mグレードでも標準装備とした。
<RVRの全車標準・先進安全装備>
– 衝突被害軽減ブレーキシステム[FCM] *対車両 / 対歩行者。
– オートマチックハイビーム[AHB]。
– 誤発進抑制機能(前進時)。
– 車線逸脱警報システム[LDW]。
– 後側方車両検知警報システム(レーンチェンジアシスト機能付)[BSW/LCA]。
– 後退時車両検知警報システム[RCTA]。
・これまでメーカーオプション設定となっていた“SRSサイド&カーテンエアバッグ”を全車標準装備とし、安全性を向上。
(2) 寒冷地仕様
・これまで4WD車のみ標準装備となっていた“寒冷地仕様”を2WD車にも採用し全車標準装備に。冬場の利便性を向上させた。
<RVRの寒冷地仕様>
– ヒーテッドドアミラー、リヤヒーターダクト、ラジエータークーラント寒冷地仕様化。
(3)Mグレードの外観変更
・ドアミラーをターンランプ付きに変更した他、ホイールアーチモールの追加や、サイドガーニッシュのメッキ加飾追加など、Gグレードと同様の外観とすることで質感の向上を図った。
[メーカー希望小売価格](消費税10%込)
※リサイクル料金、保険料、消費税を除く税金、登録に伴う費用は含まれない。
<グレード、エンジン、変速機、駆動方式、車両本体価格>
– M、1.8L SOHC16バルブ4気筒 MIVEC(AS&G付)、INVECS-III 6速スポーツモードCVT、2WD、2,306,700円
– M、1.8L SOHC16バルブ4気筒 MIVEC(AS&G付)、INVECS-III 6速スポーツモードCVT、4WD、2,534,400円
– G、1.8L SOHC16バルブ4気筒 MIVEC(AS&G付)、INVECS-III 6速スポーツモードCVT、2WD、2,470,600円
– G、1.8L SOHC16バルブ4気筒 MIVEC(AS&G付)、INVECS-III 6速スポーツモードCVT、4WD、2,698,300円
– BLACK Edition、1.8L SOHC16バルブ4気筒 MIVEC(AS&G付)、INVECS-III 6速スポーツモードCVT、2WD、2,604,800円
– BLACK Edition、1.8L SOHC16バルブ4気筒 MIVEC(AS&G付)、INVECS-III 6速スポーツモードCVT、4WD、2,832,500円