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2019年12月16日【アフター市場】

日産、リーフをマイナーチェンジ

NEXT MOBILITY編集部

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日産+オーテック・ロゴ

日産自動車は12月16日、「日産リーフ」をマイナーチェンジし、来年2月から全国一斉に発売すると発表した。

 

またオーテックジャパンは、「日産リーフ」をベースとしたカスタムカー、日産リーフ「AUTECH」をマイナーチェンジし、同月、日産の販売会社を通じて、全国一斉発売する予定を発表した。

 

日産リーフの全国希望小売価格(消費税込み)は、332万6,400円から。日産リーフ「AUTECH」は、409万4,200円から。

 

 

日産リーフのマイナーチェンジについて

 

 

「日産リーフ」は、2010年の初代を発売以降、国内累計で13万2千台以上(*1)を販売。2019年1月には、バッテリー容量を55%向上し、航続距離約40%増の322km(WLTCモード/*2)とした「日産リーフ e+」を発売している。

 

今回のマイナーチェンジでは、運転支援技術の「プロパイロット」や、駐車操作のすべて(アクセル、ブレーキ、ハンドル、シフト、パーキングブレーキ)を自動制御する「プロパイロット パーキング」を進化。ドライバーの運転に近づけ、より自然な運転感覚を実現したと云う。

 

また、全方位運転支援技術を拡充し、さらに、「NissanConnect(*3)」に新たなサービス・コンテンツを追加した。

 

*1:累計販売台数は日産調べ、期間は、2010年12月から2019年10月末。
*2:航続距離(一充電走行距離)は、日本のWLTCモードで458km、JC08モードでは570km、米国EPA基準では推定最大226マイル、欧州WLTP(combined range)では推定385km。
*3:サービス利用には「NissanConnectサービス(有料・年契約)」への加入が必要。

 

 

 

 

[主なマイナーチェンジ内容]

 

■「プロパイロット」、「プロパイロット パーキング」の進化

 

「プロパイロット」では、下り坂での設定速度保持や、よりスムースな減速を可能とするブレーキ操作などを可能とし、またワイパー作動時の範囲を拡大するなど機能向上を図った。

 

また、「プロパイロット パーキング」において、駐車時の発進や切り返しの際の待ち時間を短縮、さらに据え切り(*4)を減らすなど、制御を最適化。これにより車庫入れや、前向き駐車の時間を約20%短縮(*5)した。

 

*4:停車状態のままでの操舵
*5:日産自動車社内測定値

 

■全方位運転支援技術の拡充

 

車線変更時の斜め後方の車両との接触回避をアシストする「インテリジェント BSI(後側方衝突防止支援システム/*6)」を新たに採用した。

 

*6:グレード別設定。

 

■NissanConnectに新しいサービス・コンテンツを追加

 

ナビとスマートフォンを連携し、クルマに乗る前の現在地から車を降りてからの最終目的地までのシームレスな道案内を可能にする「ドアtoドアナビ」に、目的地に合わせて途中の充電プランを提示する、日産初のEV専用機能を追加した。

 

 

 

 

また、通信によりナビの地図更新が自動で行える「OTA(Over The Air)自動地図更新」や、車内がWi-Fi環境になる「docomo In Car Connect(*7)」といったサービスを日産リーフで初採用。

 

さらにGoogleの目的地検索や目的地周辺のGoogleストリートビュー、Google航空写真など、日産初の新たなサービスも採用した。

 

その他、アプリを利用して離れた場所からドアの施錠状態の確認や、ドアロックすることが可能な「リモートマイカーチェック/リモートドアロック」、家族の運転状況(速度・時間・エリア)をスマホアプリで確認できるドライブ制限アラートなど、安心機能を充実させている。

 

*7:利用には、別途、NTTドコモとの有料オプション契約が必要。

 

 

 

 

■その他の変更点

 

9インチの地デジ内蔵「EV専用NissanConnectナビゲーションシステム(*8)」を標準装備。

ボディカラーには、日本新色の「ビビットブルー」や、日産新色の「ステルスグレー」などを含む4色の新色を採用した。また、シャークフィンアンテナを全車標準装備とした。

 

*8:Sグレードを除く全車標準装備。

 

 

 

 

[全国希望小売価格]  (消費税込み)

(単位:円)

☆ 掲載写真車種

 

 

日産リーフ「AUTECH」のマイナーチェンジについて

 

 

 

 

日産リーフ「AUTECH」は、今回のマイナーチェンジで、ボディカラーにオーロラフレアブルーパールのボディにスーパーブラックのルーフの2トーンカラーを「AUTECH」専用色として追加設定し、全7色とした。

 

また、「プロパイロット(*9)」「プロパイロット パーキング(*9)」の進化や、全方位運転支援技術(*9)の拡充、「NissanConnect(*10)」への新サービス・コンテンツ追加、9インチの地デジ内蔵「EV専用NissanConnectナビゲーションシステム」標準装備、シャークフィンアンテナの全車標準装備など、ベース車同様の改善が行われた。

 

*9:オプション設定。
*10:サービスを利用には「NissanConnectサービス(有料・年契約)」への加入が必要。

 

 

 

 

[日産リーフ AUTECH 車両概要]

 

<仕様>

 

AUTECH

 

<ベース車>

 

e+ X, X

 

<主な特別装備>

 

・AUTECH専用エクステリア

 

フロントグリル
フロントバンパー(バンパー下部メタル調フィニッシュ)
サイドシルフィニッシャー(メタル調フィニッシュ)
リヤバンパーフィニッシャー(メタル調フィニッシュ)
AUTECHエンブレム<フロント・リヤ>

 

・AUTECH専用シグネチャーLED

 

・AUTECH専用サイドターンランプ付電動格納式リモコンドアミラー(メタル調フィニッシュ)

 

・AUTECH専用17インチアルミホイール&215/50R17 91Vタイヤ

 

・AUTECH専用インテリア

 

クリスタルスエード&ブルーレザレットコンビシート「AUTECH」刺繍(ブルーステッチ)
ブルーレザレットドアトリム<フロント・リヤ>(ブルー ダブルステッチ)
ブルーレザレットセンターコンソールリッド(ブルーステッチ)
ダークウッド調インストパネル

 

・AUTECH専用本革巻ステアリング(ブラック/ブルーコンビ&ブルーステッチ)(ステアリングヒーター付)

 

・AUTECH専用エンブレム(センタークラスター)

 

<ボディカラー>

 

・オーロラフレアブルーパール(P)/スーパーブラック 2トーン<#XGN・特別塗装色/AUTECH専用色>

 

・オーロラフレアブルーパール(P)<#RAY・特別塗装色>

 

・ブリリアントホワイトパール(3P)/スーパーブラック 2トーン<#XBJ・特別塗装色>

 

・サンライトイエロー(P)/スーパーブラック<#XBL・特別塗装色>

 

※(P)はパール、(CP)はカラークリアパール、(3P)は3コートパールの略。
※内装色はブラック<G>

 

 

 

 

[全国希望小売価格] (消費税込み)

(単位:円)

 

 

 

 

■(日産自動車)日産リーフ: https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/leaf.html

■(オーテックジャパン)日産リーフ「AUTECH」:http://www.autech.co.jp/sv/leaf_autech/

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。