国土交通省は1月26日、冬用タイヤの安全性を確認することをルール化したことを発表した。
2020年末以降の大雪により、関越道や北陸道において多くの大型車両が路上に滞留する事案が発生したことを踏まえ、バス・トラック運送事業者は、雪道において適正な冬用タイヤを使用していることを確認しなければならないこととした。
1.改正の概要
(1)「貨物自動車運送事業輸送安全規則の解釈及び運用について」の一部改正
・整備管理者は、雪道を走行する自動車のタイヤについて、溝の深さがタイヤ製作者の推奨する使用限度※よりもすり減っていないことを確認しなければならない。
・運行管理者は、雪道を走行する自動車について、点呼の際に上記事項が確認されていることを確認しなければならない。
(2)「旅客自動車運送事業運輸規則の解釈及び運用について」の一部改正
・乗合バス・貸切バスについて、上記(1)と同様の改正を行う。
※国内メーカー等の冬用タイヤでは、使用限度の目安として、溝の深さが新品時の50%まですり減った際にプラットホームが溝部分の表面に現れる。
2.スケジュール
公布:令和3年1月26日
施行:公布の日