国土交通省は1月19日、型式指定申請で不正が確認されたダイハツ工業社製45車種で検証を進めている、道路運送車両法上の基準適合性について、5車種(トヨタ・プロボックス、マツダ・ファミリアバン、ダイハツ・グランマックス(バンタイプ)、トヨタ・タウンエース(バンタイプ)、マツダ・ボンゴ(バンタイプ))の検証が終了したとして、その結果を公表した。
今回の検証では、以上の5車種について、道路運送車両法の基準に適合していることを確認。当該車種の出荷停止指示が解除されることとなった。
1.経緯
2023(令和5)年12月20日、ダイハツから型式指定申請に於ける不正行為の報告を受けた国交省は、立入検査等により事実関係を確認。その結果、46車種で不正が行われていたことが判明した。
これを受けて、同省では、不正が確認された46車種の内、開発中の1車種を除く45車種について、道路運送車両法の基準適合性に関する確認試験などの技術的な検証を順次実施していくこと決定。検証結果の出た車種から、その内容を公表することとした。
2.検証結果
この度、以下の5車種について、道路運送車両法の基準に適合していることを確認。出荷停止の指示を解除する。
■基準適合性の検証結果(公表日:1月19日)
<通称名[型式]):検証結果>
– トヨタ・プロボックス[6AE-NHP160V、5BE-NCP160V、5BE-NSP160V、3BE-NCP165V]:○
– マツダ・ファミリアバン[6AE-NHP160M、5BE-NCP160M、3BE-NCP165M]:○
– ダイハツ・グランマックス(バンタイプ)[5BF-S403V、5BF-S413V]:○
– トヨタ・タウンエース(バンタイプ)[5BF-S403M、5BF-S413M]:○
– マツダ・ボンゴ(バンタイプ)[5BF-S403Z、5BF-S413Z]:○
3.今後の対応
他の車種についても、速やかに基準適合性の検証を行い、結果の出たものから順次公表(※)する。
※検証結果は、国土交通省ウェブサイト に掲載される。