メルセデス・ベンツ日本は7月1日、新型メルセデス・マイバッハSクラスを発表し、先行予約の受付を開始すると発表した。
なお、納車は2021年11月以降を予定している。
新型メルセデス・マイバッハSクラスは、「マイバッハ」の誕生から100年の時を経て誕生したメルセデス・ベンツのフラッグシップ。
新型Sクラスのロングホイールベースモデルからさらにホイールベースを180mm延長することで後席の居住性を向上。また、リアドアの電動開閉機能やアクティブロードノイズキャンセレーション機能などショーファードリブンとしての快適性、静粛性を追求した最新技術を採用している。
新型メルセデス・マイバッハSクラスのパワートレインには2種類のエンジンが用意されている。
メルセデス・マイバッハS 580 4MATICには3982ccのV型8気筒ツインターボエンジン「M176」に48V電気システムとISG(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター)を組み合わせたユニットを採用。エンジン単体の最高出力は503PS(370kW)、最大トルクは700N・mだが、ISGにより20PS(15kW)と200N・mを短時間で発生する。
一方、メルセデス・マイバッハS 680 4MATICでは、メルセデス・ベンツのフラッグシップエンジンとも言える5980ccのV型12気筒ツインターボエンジン「M279」を搭載。最高出力612PS(450kW)、最大トルク900N・mとなる。
また、いずれのエンジンも、9G-TRONICのトランスミッションと4輪駆動システムの4MATICを組み合わせ、必要以上にエンジン回転数を上げることなく快適な走行性能を実現しつつ、前後の駆動力配分を常に最適化している。
また、全モデルで、「9G-TRONICオートマチックトランスミッション」を採用。1速から9速までの変速比幅が広いことから、エンジン回転数が大幅に低減され、優れたエネルギー効率と快適性を実現した。
エクステリアデザインはクラシックな3ボックスセダンを基調に、フロントのショートオーバーハングとリヤのロングオーバーハングというセダンの伝統的様式に沿ったプロポーション。一方、インテリアは、デジタルとアナログとラグジュアリーの融合と調和が図られ、先進技術の象徴ともいうべき大型有機ELメディアディスプレイと高級素材や精巧なクラフトマンシップが上質な室内空間を作り上げている。
リアドアの電動開閉機能(後席コンフォートドア)
後席ドアに電動開閉機能を標準装備として採用している。ホイールベースを延長したことによりリアドアも大きく重くなっているが、これを装備することで例えば傾斜のある路面でも容易に開閉することができる。
アクティブロードノイズキャンセレーション機能とノイズ低減
高い静粛性を実現した新型Sクラスに加えて、リアホイールハウス周辺部に発泡吸音材を追加、Cピラーのクォーターライトに使用する合わせガラスの厚みを増し、さらにノイズ軽減タイヤを採用するなど、追加のノイズ低減技術が採用されている。
メーカー希望小売価格
メルセデス・マイバッハ S 580 4MATIC:¥26,480,000(¥24,072,727)
メルセデス・マイバッハ S 680 4MATIC:¥32,010,000(¥29,100,000)