メルセデス・ベンツ日本は7月29日、メルセデス・ベンツ「Vクラス」の装備を一部改良し、予約注文の受付を開始した。
なお、納車は、「V 220 d Marco Polo HORIZON」は2022年第1四半期、それ以外のモデルは、2021年8月を予定している。
「Vクラス」は、ワイドでスクエアなスタイリングと広い室内空間にアレンジ自在なシートを備え、1998年に欧州のミニバンとして初めて日本に導入された。その後も、2003年、2015年のフルモデルチェンジを経て、7名乗車のシートレイアウトや左右両側の電動スライドドア、リアエンターテインメントシステムなど、日本のニーズにあわせて装備や専用アクセサリーの拡充を図り、累計販売台数約3万台を達成したロングセラーモデルとなった。
2019年10月に発表した現行Vクラスは、3点式シートベルト一体型のシートや多彩なシートアレンジが可能なシートレイアウト、FR(フロントエンジン・後輪駆動)レイアウトなど、これまでのVクラスのコンセプトを継承しながらも、安全運転支援システム「レーダーセーフティパッケージ」と対話型インフォテインメントシステム「MBUX」を標準装備する等、快適性と安全性を備えている。
安全運転支援システム「レーダーセーフティパッケージ」に機能追加
今回の一部改良では、全車標準装備の「レーダーセーフティパッケージ」に、並列駐車スペースからバックで出る際に、後ろを横切るクルマを検知してドライバーに注意を促すとともに、必要に応じて自動でブレーキを作動させる「リアクロストラフィックアラート」を追加した。
また、スマートフォンをケーブルで接続することで、車両側のメディアディスプレイでスマートフォンアプリが使用可能となる「スマートフォン連携機能」も、標準装備に追加した。
エクスクルーシブシートの質感と利便性が向上
さらに、エクスクルーシブシートパッケージに採用されているエクスクルーシブシート(2列目)では、シート素材がナッパレザーへ変更となったほか、カップホルダー、USB ポート、スマートフォン用トレイ、小物入れが追加され、質感と利便性をいっそう高めている。
■メーカー希望小売価格
V 220 d:¥7,910,000
V 220 d アバンギャルド ロング:¥8,160,000
V 220 d アバンギャルド エクストラロング:¥8,410,000
V 220 d Marco Polo HORIZON:¥9,590,000