マクラーレン・オートモーティブは5月18日、社内ビスポーク部門 マクラーレン・スペシャル・オペレーションズ(MSO)が、ガルフ・オイルのレーシングカラーの「McLaren 720S」を公開したと発表した。
マクラーレンとガルフは、オフィシャル戦略的パートナーシップの再開を2020年夏に発表しており、このプロジェクトはその一環。
公開された720Sは、ブルーとオレンジのレーシングカラーが採用され、ブレーキ・キャリパーもガルフのソリッド・オレンジに塗装されている。インテリアでも、同色のブルーとオレンジのステッチが施され、ヘッドレストとドアシルにはガルフのロゴがあしらわれている。
720Sは、カーボンファイバー製モノケージIIにより、乾燥重量1,283kgというクラストップの軽量さを誇るスーパーカー。ツインターボのマクラーレンV8エンジンを搭載し、最高出力720PS、最大トルク770Nmを発生。静止状態から2.9秒で100km/h(62mph)まで加速し、最高速度は341km/h(212mph)に達する。
マクラーレン・オートモーティブCEO、マイク・フルーウィット
マクラーレン・オートモーティブは、わずか10年で先駆的スーパーカーメーカーとして不動の地位を確立しましたが、マクラーレン・ブランドには、それ以前から素晴らしい歴史があります。お客様が現代のマクラーレンにこの有名なリバリーを取り入れるのはとても楽しみです。
ガルフ・カラーの720Sは、自動車とレースの歴史に深く根ざした2つのハイパフォーマンス・ブランドが、世界中のお客様やファンの皆様を楽しませるため新たに始動させた戦略的パートナーシップを記念して誕生しました。
このプロジェクトは、MSOの技術力を証明しています。最近も1990年代にレースで活躍したMcLaren F1 GTR 25Rをフルレストアで蘇えらせました。この720Sでは、ガルフとの協力で当時を彷彿とさせるリバリーとインテリアが実現し、お客様がMSOの有能なチームと共に、ご自身のマクラーレンを幅広くパーソナライズできることを示しています。
ガルフ・オイル・インターナショナルCEO、マイク・ジョーンズ
ガルフとマクラーレンの関係は1968年にまでさかのぼり、そのパートナーシップは傑出した成功と知名度を誇ります。720Sで、ガルフの名高いレーシングブルーとネオンオレンジのカラーリングを示すため、マクラーレン・スペシャル・オペレーションズと協力できたことを誇らしく思います。
マクラーレンは、未来への志や革新を追い求める野心を私たちと共有するブランドです。今後も長期にわたり、関係をさらに発展させていくことを楽しみにしています。