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2023年12月25日【自動車・販売】

マツダ、新型フレアワゴン(含カスタムスタイル)を発売

NEXT MOBILITY編集部

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マツダ・ロゴ

マツダは12月25日、軽自動車の「フレアワゴン/フレアワゴンカスタムスタイル 」 を全面改良し、全国のマツダ販売店を通じて、同日発売すると発表した。価格帯(消費税10%込)は154万1100円~240万200円。

 

今回の全面改良では、その特徴であるデザインや広く快適な室内空間、安全機能など、両車本来の魅力を一層進化。大容量のコンテナをモチーフとした外観デザインに、フレアワゴンでは「心地よさ」と「ワクワク感」を、フレアワゴンカスタムスタイルでは「上質感」と「存在感」をそれぞれ表現。インテリアでも、それぞれのキャラクターに合わせた色調や素材使いで、上質感と居心地のよさを表現したと云う。

 

また、快適性・使い勝手に関しては、後席に、シート前端にあるフラップの位置や角度を調整することでオットマンや荷物の落下予防といった使い方ができる「マルチユースフラップ」(*1)を設定したほか、運転席・助手席のシートヒーター(*2)や、助手席前のビッグオープントレイ、後席用の折り畳み式シートバックテーブル(*1)、左右独立式センターアームレスト(*1)などを採用することで、利便性を向上。

 

走行性能に於いては、効率を高めた自然吸気ガソリンエンジンとCVT、マイルドハイブリッドの搭載により、優れた燃費性能とスムーズな走りを両立させると共に、新設計のボディ構造により、操縦安定性や静粛性を向上。

 

そして、マツダの軽自動車として初となる、ミリ波レーダーと単眼カメラを組み合わせた衝突被害軽減ブレーキ「デュアルセンサーブレーキサポートII」を全車標準装備とし、また、アダプティブクルーズコントロール[全車速追従機能・停止保持機能付](*3)等も採用するなど、安全性もより向上させていると云う。

 

なお両モデル共、全車で、経済産業省や国土交通省などが普及を推進する「サポカーSワイド」(*4)、国土交通省による「ペダル踏み間違い急発進抑制装置(PMPD)認定車」(*5)に該当する。

 

フレアワゴン 「XS (2WD)」(ミモザイエローパールメタリック2トーンカラー/ベージュルーフ)。

 

 

[新モデルの概要]

 

1.「もっと自由に、もっと使いやすく」の想いを込めたデザイン

 

■フレアワゴン
・大容量の「コンテナ」をイメージした外観デザインに、そのプレス面を連想させるボディサイドのビード形状などを取り入れ、フレアワゴンらしさをそのままに、「ワクワク感」「上質さ」を際立たせた。

 

・外板色には、全9色を設定(2トーンルーフ仕様車を含む)。主な新色として、春に咲く花のような柔らかみのある色を表現した「ミモザイエローパールメタリック」と、使い込んだ革製品のような深みのある色を表現した「トーニーブラウンメタリック」を設定。また「XS」専用となる2トーンルーフ仕様車のルーフ色に「ソフトベージュ」を採用した。

 

・ブラウンを基調としたインテリアには、サイドルーバーガーニッシュやドアアッパー部分にマットな質感のカフェラテ色を配色。グレー基調のカラーメランジシート表皮と相まって、居心地のよい室内空間を演出している。

 

■フレアワゴンカスタムスタイル
・外観デザインに、メッキと艶のあるブラックを組み合わせた大型のフロントグリルやメッキフロントバンパーガーニッシュ、メッキバックドアガーニッシュなどを採用し、上質感と存在感を表現。

 

・外板色には、全6色を設定(2トーンルーフ仕様車を含む)。「ピュアホワイトパール」「スチールシルバーメタリック」に「ブラックルーフ」の2トーンルーフ仕様車を設定。

 

・ブラックを基調としたインテリアに、セミマットな質感のボルドーと光沢のあるピアノブラックを加飾することで、上質で落ち着いた雰囲気を演出。シートサイド部を艶のあるパイピングを施したレザー調とし、より上質感を高めた。

 

2.室内の使い勝手と快適性が進化
・後席の左右シート前端に「マルチユースフラップ」(*1)をマツダの軽自動車として初めて採用。フラップの位置や角度を調整することで、くつろぎ感を得られるオットマンモード、走行中の姿勢安定をサポートするレッグサポートモード、荷物の落下を予防する荷物ストッパーモードの3つのモードを選択可能。

 

・ビッグオープントレイ(助手席)やオープントレイ(運転席)、フロントドアアッパーポケット(両側)、シートバックアッパーポケット(運転席/助手席)(*1)など、多彩な収納スペースを設置。

 

・その他、静粛性を高めたスリムサーキュレーター(*1)や、インパネと後席運転席側に設置したUSBチャージャー(USB-Type- A、Type-Cを各1個)(*1)を採用し、室内での快適性と利便性を向上。

 

3.先進安全技術と広い前方視界で安全運転を支援
・ミリ波レーダーと単眼カメラの組み合わせにより、検知対象を車両や歩行者、自転車、自動二輪車とし、交差点での検知にも対応した衝突被害軽減ブレーキ「デュアルセンサーブレーキサポートII」を、マツダの軽自動車として初めて採用(全車に標準装備)。

 

・先行車の追従走行や定速走行に加え、カーブ手前で速度を自動で抑制するカーブ速度抑制機能や、車線変更時の加減速を補助する機能、割り込みなどに対する接近警報機能などを搭載するアダプティブクルーズコントロール[全車速追従機能・停止保持機能付](*3)を採用。

 

・その他、車線中央付近の安定した走行をサポートする、車線維持支援機能(*3)も採用。

 

・フロントピラーを細くして前方視界を拡大し、右左折時の歩行者や交通状況に対する視認性を向上。

 

4.電動パーキングブレーキや新開発メーターなどを採用
・電動パーキングブレーキ(オートホールド機能付)(*3)を、マツダの軽自動車で初めて採用。

 

・ステアリングヒーター(*6)を、マツダの軽自動車で初めて採用。

 

・スピードメーターをデジタル化すると共に、マルチインフォメーションディスプレイには 4.2 インチカラーTFT液晶を全車標準装備。

 

5.優れた燃費・走行性能と快適な乗り心地
・燃焼効率を高めたR06D型自然吸気ガソリンエンジン(NA車)と、軽量で高効率な新CVT、マイルドハイブリッドの組み合わせにより、優れた燃費性能を実現。

 

・環状骨格構造や構造用接着材の採用により、ボディ剛性や操縦安定性を向上。また、アンダーボディ接合面への減衰接着剤の採用などにより、室内の高い静粛性を実現。

 

フレアワゴン「カスタムスタイルXT (2WD)」(ピュアホワイトパール)。

 

 

[メーカー希望小売価格](消費税込)

価格帯:1,541,100円~2,400,200円

 

*1:フレアワゴン「XS」およびフレアワゴンカスタムスタイルの全車に標準装備。
*2:フレアワゴン「XG」(2WD)を除く全車に標準装備。
*3:フレアワゴン「XS」セーフティプラスパッケージ装着車に採用。フレアワゴンカスタムスタイルの全車に標準装備。
*4:衝突被害軽減ブレーキなどの先進安全技術をはじめとする一定の運転支援機能を備えた車(安全運転サポート車。略称・サポカー)の内、ペダル踏み間違い時加速抑制装置などを搭載することで特に高齢運転者に推奨される 「サポカーS」の区分のひとつ。「サポカーSワイド」は、衝突被害軽減ブレーキ(対歩行者)、ペダル踏み間違い時加速抑制装置、車線逸脱警報、先進ライトを搭載する車。
*5:事故防止対策の一環として、衝突被害軽減ブレーキ、ペダル踏み間違い急発進抑制装置が一定の性能を有していることを国土交通省に認定された車。
*6:フレアワゴンカスタムスタイルの全車に標準装備。フレアワゴンには設定なし。

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。