マツダは9月29日、「MAZDA MX-30」の「子どもも安心安全な乗降システム」にて、第15回キッズデザイン賞の奨励賞「キッズデザイン協議会会長賞」を受賞したと発表した。
キッズデザイン賞は、「子どもが安全に暮らす」「子どもが感性や創造性豊かに育つ」「子どもを産み育てやすい社会をつくる」という3つのデザインミッションを実現するための優れた製品・空間・サービスを選び、広く社会へ伝えることを目的とした顕彰制度。
同社によると、「子どもも安心安全な乗降システム」は、センターオープン型ドアの採用により、子ども連れでの乗降のしやすさや妊婦をはじめとするユーザーの身体負担を軽減することで、安全性を高めている。ユーザー調査から得られた課題設定を基に、ベビーカーやチャイルドシートの扱いやすさのため工夫を盛り込んだうえで、身体への負担計測に基づく定量データで効果を確認している点も高く評価された。
なお、今回受賞した「子どもも安心安全な乗降システム」は、コンパクトSUV「MAZDA MX-30」が採用しているフリースタイルドアが審査対象となった。フリースタイルドアは、センターオープン式のドア構造によって、乗員が前ドアを開閉後に移動することなく後ドアの開閉操作を行うことができる。加えて、90度に近い角度まで開く前後ドアと、人間特性に基づいて綿密に設計したドア開口部により、ドアの開閉、乗員の乗降、荷物の載せ下ろし、ベビーカーから後席チャイルドシートへの子どもの誘導など、一連の動作をスムーズに行える。さらに、子どもが誤操作しにくいウォークイン機構で車外への飛び出しを防ぐ安全なシート可動システムにより、安心と安全をサポートする。