マツダは3月25日、軽商用車の「スクラムバン 」および軽乗用車の「スクラムワゴン 」を一部商品改良し、全国のマツダ販売店を通じて、同日より販売すると発表した。
メーカー希望小売価格帯(消費税10%込)は、スクラムバンが114万9500円~171万500円。スクラムワゴンが186万7800円~209万5500円。
今回の一部改良では、自動変速機にCVT(*1)を採用し、燃費性能と静粛性を向上。またCVT搭載機種に、ぬかるみなどからの脱出をアシストするブレーキLSDトラクションコントロールを採用したしたほか、4WD車に、使用状況や路面状況に応じて「2WD」「4WD AUTO」「4WD LOCK」の3つのモードが選択可能な、電子制御式のパートタイム4WD(*2)を設定した。
加えて、スクラムバンの“BUSTER”と“PC”機種に於いて、運転席シートヒーターや助手席シートバックテーブルを設定したほか、LEDヘッドランプを採用。ボディカラーには、“BUSTER”機種に、新たに「モスグレーメタリック」と「パールホワイト」の2色を設定した。
スクラムバン「PA-S(2WD)」(ホワイト)。
一方、スクラムワゴンでは、LEDヘッドランプ、LEDサイドターンランプ付ドアミラー[オート格納機能]、助手席シートバックテーブル、本革巻ステアリングホイールを全車標準装備とし、ボディカラーに、新色の「デニムブルーメタリック」と「モスグレーメタリック」の2色を採用した。
スクラムワゴン「PZ-S(2WD)」(デニムブルーメタリック)。
なお、「スクラムバン」の“PA”を除く機種および「スクラムワゴン」全機種、は、経済産業省や国土交通省が普及を推進する「サポカーS ワイド」(*3)、国土交通省による「ペダル踏み間違い急発進抑制装置(PMPD)認定車」(*4)に該当する。
*1:スクラムワゴン全車、スクラムバンの“PA”機種を除く全車に設定。
*2:スクラムワゴンの4WD全車、スクラムバンの“PC”“BUSTER”機種の4WD車に設定。
*3:衝突被害軽減ブレーキなどの先進安全技術をはじめとする一定の運転支援機能を備えた車(安全運転サポート車。略称・サポカー)の内、ペダル踏み間違い時加速抑制装置などを搭載することで特に高齢運転者に推奨される 「サポカーS」の区分のひとつ。「サポカーS ワイド」は、衝突被害軽減ブレーキ(対歩行者)、ペダル踏み間違い時加速抑制装置、車線逸脱警報、先進ライトを搭載する車。
*4:事故防止対策の一環として、「ペダル踏み間違い急発進抑制装置」が一定の性能を有していることを国土交通省に認定された車。