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2023年1月27日【新型車】

マツダ、「MAZDA2」を大幅商品改良

NEXT MOBILITY編集部

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マツダは1月27日、「MAZDA2(マツダ ツー)」を大幅に商品改良し、全国のマツダの販売店を通じて、同日より予約受付を開始すると発表した。発売は3月下旬を予定。メーカー希望小売価格帯(消費税込)は152万9,000円~254万1,000円。

マツダ・ロゴ

「MAZDA2」は、余計な要素をそぎ落としたシンプルなエクステリアデザインに、厳選素材の採用により上質に仕上げられたインテリア、そして骨格からシートやペダルレイアウトにいたるまで「人間中心」の開発思想の下、高い次元の走行・安全・環境性能の実現を目指し、デビュー以来、繰り返し改良が行われてきたマツダのコンパクト5ドアハッチバックモデル。高い視認・操舵性に加え、衝突被害軽減ブレーキなどの先進安全技術(*1/*2)も備えるなど、初めて運転するドライバーでも扱いやすいクルマになっていると云う。

 

今回の商品改良では、開発コンセプトを「好きを探せる相棒」とし、バンパーやグリルなどのデザイン変更、ルーフフィルム(*3)などの多彩なカラーコーディネーションの設定、新機種の追加・各機種のキャラクターの明確化により、自分らしい1台を選択可能に。加えて、一部の塗装技術や素材を見直すなど、より環境に配慮したクルマへと進化させた。

 

 

<各機種の特徴>

 

・15 BD(イチゴー・ビーディー)/XD BD(クロスディー・ビーディー)

 

「自分らしく、自由な発想で、遊び心を持って」をイメージした新機種。2トーンのフルホイールキャップを新たに設定し、また、ボディカラーに合わせた3種類のインパネや、ボディカラーと異なる色も選べるルーフフィルムとドアミラーのカラーバリエーションを用意することで、全198通りのカラーコーディネーション(*4)からの選択が可。

 

 

・15 SPORT(イチゴー スポルト)/XD SPORT+(クロスディー スポルトプラス)

 

専用のメッシュグリル、アルミホイールなどを採用すると同時に、MT車を設定することで、スポーティさを強化。

 

 

・15 Sunlit Citrus(イチゴー サンリットシトラス)

 

パワーシートやステアリングヒーターなどを標準装備とすることで、質感をさらに高めた。

 

 

 

グローバル自社工場でのカーボンニュートラルを2035年に実現するという目標の下、省エネと再エネ、カーボンニュートラル燃料の活用という3本柱に取り組むマツダは、今回の商品改良に於いて、2トーンルーフのカラー変更にフィルムを採用し、従来の塗装に比べてCO2排出量とエネルギーを大幅削減。またインパネに、植物由来原料の材料「バイオエンプラ」(*5)を採用し、従来の塗装では実現できない高い質感を実現すると同時に、石油資源の使用量削減やCO2排出量の抑制、無塗装によるVOC(揮発性有機化合物)の削減など、環境負荷の低減にも挑戦した。

 

XD SPORT+のインテリア(上下共)。 XD SPORT+のインテリア(上下共)。

 

 

[大幅商品改良の概要]

 

(1) デザイン変更

 

・現行デザインを踏襲しつつも、それぞれの機種の役割に合わせて共感を得られるキャラクターを付与することを目指し、フロント、リアバンパーやグリルなどのデザインを変更すると共に、内装の見直しも図った。

 

(2) 新しいボディカラーの採用

 

・「エアストリームブルーメタリック」と「エアログレーメタリック」を新たに採用(*6)。

 

 

(3) 「15 BD」&「XD BD」の2機種を新設定

 

・“自分らしく、自由な発想で、遊び心を持って”をイメージして開発した2機種を新たに設定。

・2トーンのフルホイールキャップを新設し、ボディカラーと合わせたカラーバリエーションを展開(*4)。

・ボディカラーに合わせて、インパネにピュアホワイト、グロスブラック、グロスライトブルーの3色を設定。

・ルーフフィルムをメーカーオプションで新たに設定。ドアミラーのカラーと合わせて、ボディ同色以外にホワイト、ブラックも選択が可能。

・ボディカラー11色、インパネカラー3色、ルーフカラー3色、ホイールキャップカラー6色(*7)を用意。全198通りのカラーコーディネーション(*4)から好みの1台を選択可。

・他にも、用品を拡充すると共に、用品パッケージ「ROOKIE DRIVE(ルーキー ドライブ)」と「CLAP POP(クラップ ポップ)」を設定(*8)。用品装着によりさらなる表現の広がりを提供する。

 

 

(4) 機種体系の見直し

 

・各機種のキャラクターを明確化。上記「15 BD」「XD BD」に加えて、スポーティさを強化した「15 SPORT」「XD SPORT+」や、質感を高めた「15 Sunlit Citrus」に集約。

 

①「15 SPORT」「XD SPORT+」

 

「Black Tone Edition(ブラックトーンエディション)」のスポーティさをさらに強化するため、引き続きMT車を設定すると共に、以下専用装備を追加し、機種名も「15 SPORT」「XD SPORT+」に変更。

 

<専用装備>
・16インチ専用アルミホイール(ブラックメタリック塗装/切削加工)。
・専用メッシュグリル(グロスブラック)。
・ブラック基調のシート(赤ライン)。

 

 

②「15 Sunlit Citrus」

 

従来の「Sunlit Citrus」で好評だった質感をさらに高めた機種。標準で以下を装備。

 

<標準装備>
・本革巻きのステアリング、シフトノブ、パーキングブレーキレバー。
・パワーシート、ステアリングヒーター。
・SBS(スマート・ブレーキ・サポート)、MRCC(マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール)、LAS(レーンキープ・アシスト・システム)(*1/*9)。

 

 

[メーカー希望小売価格帯](消費税込)

 

・1,529,000円~2,541,000円

 

 

*1:SBS、MRCC、LAS、アドバンストSCBSは、ドライバーの安全運転を前提としたシステムであり、事故被害や運転負荷の軽減を目的としているため、各機能には限界がある。
*2:衝突被害軽減ブレーキのアドバンスト・スマート・シティ・ブレーキ・サポート(アドバンストSCBS)*夜間歩行者検知機能付を全機種標準装備。アドバンストSCBSは、対象物(特殊な外観をした車両、部分的に見えている、隠れている、もしくは背景に溶け込んでいる車両と歩行者など)、天候状況(雨・雪・霧など)、道路状況(カーブが連続する道路、夜間や夕暮れなど視界の悪い時など)などの条件によっては適切に作動しない場合がある。その他の先進安全技術の搭載状況は機種によって異なる。

*3:ルーフフィルムのカラーは機種によって異なる。
*4:カラーコーディネーションには制約がある。また、198通りのカラーコーディネーションは用品のホイールキャップも含めた選択肢となる。
*5:バイオエンプラは、バイオエンジニアリングプラスチックの略。
*6:15MBは除く。
*7:ホイールキャップカラーは、用品として6色を用意。
*8:用品パッケージは、あくまで推奨であり、単品での装着も可。
*9:SBSおよびMRCCは、対象物(レーダー波を反射しにくい形状の車両など)、天候状況(雨・雪・霧など)、道路状況(カーブが多い、坂の繰り返しなど)などの条件によっては適切に作動しない場合がある。またLASも、天候状況(雨・雪・霧など)、道路状況(急カーブ・起伏が激しい・車線の白線(黄線)が見えにくいなど)などの条件によっては適切に作動しない場合がある(LASはアクセルやウインカーなどの操作から意図的な運転と推定される場合は不要な警報を発しないよう工夫)。

 

 

■(マツダ)MAZDA2:https://www.mazda.co.jp/cars/mazda2/
■(マツダ)CLUB MAZDA:https://www.mazda.co.jp/clubmazda_intro/

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。