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2023年9月21日【一部改良】

マツダ、MAZDA2とCX-3を商品改良し、特別仕様車設定

NEXT MOBILITY編集部

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マツダ・ロゴマツダは9月21日、コンパクトカー「MAZDA2 (マツダ・ツー)」とコンパクトSUV「MAZDA CX-3 (マツダ・シーエックススリー)」を商品改良し、コネクティッドサービスの対応に加え、用品架装パッケージ車や特別仕様車を追加し、全国のマツダの販売店を通じて、本日より予約受付を開始すると発表した。

 

MAZDA2は、12月下旬の発売予定で154万8800円(消費税10%込)から。CX-3は、来年2月の発売予定で227万9200円(消費税10%込)から。

 

今回の商品改良では、MAZDA2の一部機種、CX-3の全機種で、コネクティッドサービス対応のマツダコネクトが標準装備となり、安全性、快適性、利便性の向上が図られた。

 

MAZDA2では、「15 BD(イチゴー・ビーディー)」「XD BD(クロスディー ・ビーディー)」で、ダークなボディカラーにライムグリーンのアクセントを施して近未来的な印象を表現した用品架装パッケージ車「SCI-FI(サイファイ)」が追加設定。

 

 

CX-3では、色彩を抑えシックにまとめながらも要所に大胆な柄や素材感を取り入れた特別仕様車「Vivid Monotone(ビビッド・モノトーン)」が新設定されている。

 

 

また、「SKYACTIV-D1.8(スカイアクティブディー・イッテンハチ)」搭載車の出力を向上。幅広いシーンでトルクフルな走りが強化され、街中から郊外、高速道路まで、様々な走行シーンで、より意図した通りにクルマが応答するようになったと謳っている。

 

 

[商品改良の概要]

 

1.MAZDA2/CX-3共通

1-1)コネクティッドサービス対応のマツダコネクトの採用

・要望の声が多かったコネクティッドサービス対応のマツダコネクトを採用(*1)。

 

・MAZDA2の「15C」、「XD」、「15 BD」、「XD BD」ではメーカーオプション設定、「15 SPORT」、「XD SPORT+」では標準装備となり、CX-3では全機種標準装備となる。

 

・進化したマツダコネクトでは、センターディスプレイの大型化(8.8インチ)や音声/映像のデジタル伝送化による音質/画質の向上だけでなく、従来対応できなかったコネクティッドサービスの提供を開始。

 

・コネクティッドサービスの活用により、急病や車両故障などの緊急時に、オペレーターが救急や警察、販売会社と連携してユーザーのサポートを行う「マツダエマージェンシーコール」や「マツダアドバイスコール」など、“安全・安心”領域から、「カーファインダー」やリモートコントロールなどの“快適・楽しむ”領域までのサービスが適用される。

 

・コンパクトカーに於いても「つながる安全・安心と快適・楽しむ」サービスを提供することで、より幅広いユーザーが長きに亘ってより安心なカーライフを愉むことができるようにした。

 

2.MAZDA2

2-1)「15 BD」「XD BD」に用品架装パッケージ車「SCI-FI」を追加設定

・多彩なカラーコーディネートをラインアップした「15 BD」「XD BD」に、用品架装パッケージ車「SCI-FI」を追加設定。

 

・コンセプトは、さりげなく垣間見えるディテールに、自分らしいこだわりを楽しむパッケージ。

 

・推奨ボディカラーをマシーングレープレミアムメタリックとジェットブラックマイカの2色に設定。

 

・フロントグリルやリアルーフスポイラー、フルホイールキャップなどに、ライムグリーンのアクセントを施し、ダークなボディカラーとのコントラストが際立つデザインとした。またライムグリーンのアクセントは、各パーツの裏側に採用することでさりげない遊び心を演出。派手すぎずにこだわりと自分らしさを表現できるパッケージに仕上げた。

 

・既存の用品架装パッケージ車「ROOKIE DRIVE(ルーキー・ドライブ)」や「CLAP POP(クラップ・ポップ)」とは異なる世界観を表現。

 

・用品架装パッケージ「SCI-FI」のメーカー希望小売価格(税込):11万6600円(取付費込)。

 

 

2-2)機種体系・装備体系の見直し

・要望や販売状況に合わせて、機種体系・装備体系を見直した。

 

・「15 Sunlit Citrus(イチゴー・サンリットシトラス)」を廃止して機種を集約。多彩なカラーコーディネートをラインアップする「15 BD」「XD BD」の選択肢の幅を拡大させることで、ユーザーの様々な要望にきめ細かに応えられるようにした。

 

・「15 SPORT(イチゴー・スポルト)」「XD SPORT+(クロスディー・スポルトプラス)」では、ボディ同色のルーフフィルムやドアミラーカバー、シャークフィンアンテナを採用(*3)。ブラックをメーカーオプション設定とし、好みに応じて選択できるようにした。

 

 

・その他、「XD(クロスディー)」で要望の多いユーティリティパッケージを、メーカーオプションから標準装備に変更するなど、ニーズに合せた変更を実施。

 

3.CX-3

3-1)特別仕様車「Vivid Monotone」を新設定

 

・ガソリンエンジン車、ディーゼルエンジン車ともに特別仕様車「Vivid Monotone」を新設定。

 

・スタイリッシュで都市的・先進的デザインをコンセプトに、色彩を抑えシックにまとめながらも要所に大胆な柄や素材を取り入れた。

 

・エクステリアは、「Super Edgy(スーパー・エッジー)」で採用したブラックキャビンや光沢のクラッディング塗装を採用し、テーマカラーとして新たに導入した「エアログレーメタリック」の上下をブラックで引き締めることでSUVながらスポーティなクーペスタイルを表現。

 

・ラジエターグリルを縁取るシグネチャーウィングに、ブラッククロームをCX-3として初採用。グロスブラックのグリルとの相乗効果で引き締まった表情に仕上げた。

 

・新デザインの専用18インチアルミホイールは、ブラックメタリック塗装に施した細身の切削加工により軽快感・躍動感を演出。

 

 

・インテリアは、スポーツウェアをイメージし、インパネやドアトリムのソフトパッドにはドット模様の青味のあるグレーを、空調ルーバーやステッチにはカッパー色をアクセントとして配色。色調を抑えたモノトーンの空間に、差し色として意外性がありながらも馴染むコーディネートとしてファッショナブルに仕上げた。

 

・シートには、滑りにくくリッチな肌触りのスエード調人工皮革「レガーヌ」で体を保持しつつ、乗り降りで擦れる部位には合成皮革を使用。また「レガーヌ」に、光沢のある特殊加工により個性的な柄を施すことで先進性を表現。併せて、シート背面のドット模様や肩口のラインといった異素材の組み合わせにより、遊び心を持たせながら、スタイリッシュな印象を表現。

 

 

3-2)「SKYACTIV-D 1.8」搭載車のトルクフルな走りを強化

・ディーゼルエンジン「SKYACTIV-D 1.8」搭載車では、出力を向上させると共に、より広いエンジン回転域で力強いトルクを発揮する制御を行うことで、アクセルを踏み始めた瞬間の応答を大幅に改良。

 

・高速道路での合流・追い越しなど、アクセルを踏み増し一気に加速するシーンに於いて、より力強いトルクを瞬時に生み出し、ディーゼルエンジンの強みであるパワフルな加速を持続的に発揮。

 

・ディーゼルエンジンならではの高い経済性はそのままに、アクセル操作に対して遅れなくトルクを発揮し、ドライバーが意図した通りにクルマが応答するよう、燃焼制御を見直した。

 

3-3)デザインの進化

・特別仕様車だけでなく、既存機種でもデザインを進化させた。

 

・「15S Urban Dresser(イチゴーエス・アーバンドレッサー)」では、ブラックグロッシーパッケージをメーカーセットオプションから標準装備とし、これにより高いデザイン性をより際立たせた。

 

 

・「15S Touring(イチゴーエス・ツーリング)」「XD Touring(クロスディー・ツーリング)」では、ホイールカラーやシートデザイン等を変更することでエレガントさやスタイリッシュさを、さらに進化させた。

 

・セラミックメタリックに替えて、マツダの新たなスポーティ表現として、CX-3の躍動感をより一層際立たせるエアログレーメタリックを新設定した。

 

 

 

[メーカー希望小売価格](消費税10%込)

【MAZDA2】
<機種名、駆動、エンジン、旧価格、新価格>
– 15C、2WD、SKYACTIV-G1.5(高圧縮)、1,529,000円、1,548,800円
– 15C、4WD、SKYACTIV-G1.5(高圧縮)、1,749,000円、1,768,800円

 

– 15 BD、2WD、SKYACTIV-G1.5(高圧縮)、1,647,800円、1,741,300円
– 15 BD、4WD、SKYACTIV-G1.5(高圧縮)、1,867,800円、1,961,300円

 

– 15 SPORT、2WD、SKYACTIV-G1.5(高圧縮)、2,002,000円、2,083,400円
– 15 SPORT、4WD、SKYACTIV-G1.5(高圧縮)、2,222,000円、2,303,400円

 

– 15 Sunlit Citrus、2WD、SKYACTIV-G1.5(高圧縮)、2,101,000円、廃止
– 15 Sunlit Citrus、4WD、SKYACTIV-G1.5(高圧縮)、2,321,000円、廃止

 

– 15MB、2WD、SKYACTIV-G1.5、1,749,000円、1,768,800円

 

– XD、2WD、SKYACTIV-D1.5、1,903,000円、1,955,800円
– XD、4WD、SKYACTIV-D1.5、2,123,000円、2,175,800円

 

– XD BD、2WD、SKYACTIV-D1.5、1,991,000円、2,084,500円
– XD BD、4WD、SKYACTIV-D1.5、2,211,000円、2,304,500円

 

– XD SPORT+、2WD、SKYACTIV-D1.5、2,321,000円、2,402,400円
– XD SPORT+、4WD、SKYACTIV-D1.5、2,541,000円、2,622,400円

 

※MAZDA2の価格詳細:https://www.mazda.co.jp/cars/mazda2/grade/

 

【MAZDA CX-3】
<機種名、駆動、エンジン、トランスミッション、旧価格、新価格>
– 15S、2WD、SKYACTIV-G1.5、6EC-AT、1,925,000円、廃止
– 15S、4WD、SKYACTIV-G1.5、6EC-AT、2,167,000円、廃止

 

– 15S Touring、2WD、SKYACTIV-G1.5、6EC-AT、2,068,000円、2,279,200円
– 15S Touring、4WD、SKYACTIV-G1.5、6EC-AT、2,381,500円、2,521,200円

 

– 15S Urban Dresser、2WD、SKYACTIV-G1.5、6EC-AT、2,304,500円、2,532,200円
– 15S Urban Dresser、4WD、SKYACTIV-G1.5、6EC-AT、2,634,500円、2,774,200円

 

– 15S Super Edgy、2WD、SKYACTIV-G1.5、6EC-AT、2,568,500円、廃止
– 15S Super Edgy、4WD、SKYACTIV-G1.5、6EC-AT、2,810,500円、廃止

 

– 15S Vivid Monotone、2WD、SKYACTIV-G1.5、6EC-AT、─、2,708,200円
– 15S Vivid Monotone、4WD、SKYACTIV-G1.5、6EC-AT、─、2,950,200円

 

– XD、2WD、SKYACTIV-D1.8、6EC-AT、2,317,000円、廃止
– XD、4WD、SKYACTIV-D1.8、6EC-AT、2,559,000円、廃止

 

– XD Touring、2WD、SKYACTIV-D1.8、6MT、2,871,000円、廃止
– XD Touring、2WD、SKYACTIV-D1.8、6EC-AT、2,651,000円、2,796,200円
– XD Touring、4WD、SKYACTIV-D1.8、6MT、3,113,000円、廃止
– XD Touring、4WD、SKYACTIV-D1.8、6EC-AT、2,893,000円、3,038,200円

 

– XD Super Edgy、2WD、SKYACTIV-D1.8、6EC-AT、3,047,000円、廃止
– XD Super Edgy、4WD、SKYACTIV-D1.8、6EC-AT、3,289,000円、廃止

 

– XD Vivid Monotone、2WD、SKYACTIV-D1.8、6EC-AT、─、3,192,200円
– XD Vivid Monotone、4WD、SKYACTIV-D1.8、6EC-AT、─、3,434,200円

 

※MAZDA CX-3の価格詳細:https://www.mazda.co.jp/cars/cx-3/grade/

 

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。