マセラティ ジャパンは9月29日、最新スーパースポーツカーMC20が、「European Product Design Award 2021」にて「Product Design of the Year」を受賞したことを発表した。
また、「Transportation/Auto/Truck/Mobile Home」部門で「Top Design Winner」と、「Transportation/Other Transportation Design」部門で「Winner」を受賞している。
「European Product Design Award」は、才能ある国際的なプロダクトデザイナーの努力を称えるために創設されたデザイン・コンペティション。世界中から寄せられた何千ものデザインプロジェクトから選出される。
トリノのチェントロ・スティーレ・マセラティがデザインした、スーパースポーツカーMC20は、デザインの細部に至るまで機能性を追求している。例えば、バタフライドアは美しさだけでなく、車内の人間工学を改善し、最適なキャビンへのアクセスを可能に。パフォーマンスを重視し、独特の個性、洗練されたエアロダイナミクス、個性的なラインを持つクルマとした。
最高出力630psの新型V6エンジン「Nettuno(ネットゥーノ)」を搭載し、0-100km/h加速は2.88秒、最高速度時速326km以上を実現。この100%自社開発による特許取得済みのエンジンは、構想、開発、設計、製造のすべてをマセラティが行い、F1エンジンに由来するプレチャンバー燃焼技術を採用している。
マセラティのデザイン責任者であるクラウス・ブッセ氏は、受賞を受けて次のように述べた。「私たちは、マセラティ新時代の幕開けにふさわしいモデルとして、将来にわたって記憶されるクルマをデザインすることを使命としていました。そして、MC20でその目標を達成することができたと思っています。このユニークなプロジェクトに心血を注いだチーム全体の仕事が評価され、このような名誉ある賞を受賞できたことを光栄に思います」