マセラティは4月14日、マセラティ初のハイブリッドモデルとなる「ギブリ ハイブリッド」、新たにV8 トロフェオエンジンを搭載する「ギブリ トロフェオ」、「クアトロポルテ トロフェオ」を含む2021年モデルの日本国内における価格を発表した。
2021年モデルにおいては、マセラティ初のハイブリッドモデル ギブリ ハイブリッドが6月初旬より日本導入となる。
ギブリ ハイブリッドは、エクステリアならびにとインテリアを一新しており、エクステリアにおいては、マセラティ伝統の三連のサイドエア・ベント、ブレーキキャリパー、Cピラーのサエッタロゴにブルーカラーのアクセントが取り入れられている。このブルーアクセントは、インテリアのシートステッチにも施され、またヘッドレストにはブルーのトライデントロゴが刺繍されている。そしてドアパネルやダッシュボードにも同様の意匠が施され、インテリアに軽やかさと現代性を与えている。
パワートレインは、モデナにあるマセラティ・イノベーション・ラボのエンジニアにより研究開発されており、内燃機関(4気筒、ターボ、排気量2.0リットル)と48ボルトのオルタネーター、eブースター、バッテリーを組み合わせている。最高出力330ps、トルク450Nmをわずか1,500rpmから発生するニュー ギブリ ハイブリッドは、最高速度 255km/h、0~100km/h加速5.7秒というパフォーマンスを有す。また、バッテリーが車両後方に搭載されることによって理想的な重量配分を実現。従来のディーゼルモデルに比べ、よりも約80kgの軽量化を達成している。
インフォテイメントシステムでは、フレームレスデザインにより、サイズが8.4インチから10.1インチに拡大。また、デジタルデバイスと新しいグラフィックを採用した新しいインストルメントパネルを導入している。
マセラティは、ニュー ギブリ ハイブリッドを、今後のマセラティの全新型モデルにおける電動化につながる計画の第一歩としており、マセラティ初の100%電気自動車としては次世代グラントゥーリズモとグランカブリオの導入を予定する。
また、2018年に発売を開始したSUV、レヴァンテ トロフェオに続き、新たにギブリとクアトロポルテにもトロフェオエンジン搭載モデルが追加となった。ギブリおよびクアトロポルテのトロフェオに搭載される、3.8L V8ツインターボエンジンは、最高出力580ps/6,250rpm、最大トルク730Nmを発揮する。ギブリ トロフェオは、レヴァンテ トロフェオの最高速度302km/hを上回る、最高速度326km/hを誇るマセラティ史上最速のセダンとなる。
ギブリがV8エンジンを搭載するのは初となるが、クアトロポルテGTSでは530psを持つV8エンジンが既に採用されており、今回のコレクション拡張によって、新型ギブリ、クアトロポルテ、レヴァンテすべてのレンジに580psのV8エンジンが搭載された。なお、いずれも燃費とEUの排出ガス規制に準拠している。
2021年モデルの価格一覧は以下。