スズキのインド子会社マルチ・スズキ・インディア社（マルチ・スズキ）は、9月30日、新型の小型SUV「エスプレッソ（S-PRESSO）」を発売した。
新型エスプレッソは、「エスクード」などに代表される、スズキのSUVの流れを汲んだデザインを採用。存在感のあるフロントバンパーと台形をモチーフとしたフロントグリルやウィンカーを掴むように配置したヘッドランプを組み合わせ、力強くタフな印象とした。
また、フロントからリヤにかけてのデザインイメージを統一することで、どの角度からでもエスプレッソと認識できるようにした。
インテリアには丸型センターコンソールを採用し、デジタル表示のセンターメーターを配置。室内空間を最大限に確保しつつ、大型スーツケースも収納できる荷室スペースを設けることで、快適性と利便性を両立した。
また、新プラットフォーム「ハーテクト（HEARTECT）」のKプラットフォームに1.0Lガソリンエンジンを搭載。インドで2020年4月に導入される新しい排ガス規制（BS6）に対応。生産はマルチ・スズキ社のマネサール工場で行われ、同社のアリーナ店を通じて販売される。
2018年度のインド乗用車市場は約337万台で、そのうちの約6割を全長4m未満のコンパクトカーが占めていると云う。
スズキは、新型エスプレッソの主なターゲットとなる、車両購入に際しデザインを重視する傾向があるインドの若年層に向け、デザイン性の高いモデルを投入し、新規需要の獲得を狙うとしている。
[新型エスプレッソの主要諸元]
・全長3,565mm×全幅1,520mm×全高1,549/1,564mm
・エンジン：1.0Lガソリン
・トランスミッション：5MT/AGS
■マルチ・スズキ（英語）：https://www.marutisuzuki.com/