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2022年9月6日【アフター市場】

丸紅、北米最大の自動車ディーラーグループと戦略的提携

NEXT MOBILITY編集部

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LAD社外観

 

 

丸紅は9月6日、米国最大手の自動車ディーラーグループ“Lithia & Driveway(リシア&ドライブウェイ/以下、LAD社)”と、「北米に於ける商用車フリートマネジメント事業(*)への共同参画」と、「丸紅が展開する自動車関連事業との取引拡大」、そして「EV分野に於ける新規事業開発」について、戦略的提携に関する覚書を締結したと発表した。

 

LAD社は、一般消費者向けに、新車の販売およびファイナンスから、メンテナンス・修理、中古車の買取・販売まで、自動車のライフサイクル全体に亘るサービスを、25州・278拠点で提供している米国最大規模の自動車ディーラー。

米国では現在、自動車の電動化や自動運転等の技術革新、シェアリング等により、車両の保有から利用へのシフトが進んでおり、また企業部門に於いても、ユーザー企業に代わって車両保有・管理の役割を担う商用車フリートマネジメント事業の重要性が高まることが見込まれていると云う。

 

その多様化するニーズに対応するため、今回丸紅は、LAD社との戦略的提携に関する覚書を締結。LAD社との提携を通じて、カナダを中心に企業向け商用車リース・レンタル事業を展開するグループ企業の“TDF Group(以下、TDF社)”の米国事業拡大を、LAD社と共に支援。加えて、自らが運営する米国南部を中心にアフターマーケット向け自動車部品販売事業を行う“XL Parts(以下、XLP社)および、“TPH Holdings(以下、TPH社)に於いても、LAD社との部品取引を拡大していくとしている。

 

*企業向け商用車リース・レンタル事業を指し、ユーザー企業が利用する車両の調達から、メンテナンス・修理、処分に至るまでのあらゆる車両関連の管理業務を提供するもの。

 

 

TDF社(左)とXLP社(右)。 TDF社(左)とXLP社(右)。

 

 

[会社概要]

 

■戦略的提携パートナー

 

<LAD社>

– 会社名:Lithia & Driveway(リシア&ドライブウェイ)
– 本社所在地:米国オレゴン州メドフォード
– 創業:1946年
– 代表者:Bryan B. Deboer
– 事業内容:自動車ディーラー事業

 

■丸紅関連会社

 

<TDF社>
– 会社名:TDF Group Inc.(丸紅49%出資関連会社)
– 本社所在地:カナダアルバータ州エドモントン
– 創業:1978年
– 代表者:Ayman Ammoura
– 事業内容:法人向け小型商用車長期レンタル・リース・中古車販売事業

 

<XLP社>
– 会社名:XL Parts LLC (丸紅100%子会社)
– 本社所在地:米国テキサス州ヒューストン
– 創業:1984年
– 代表者:Mike Odell
– 事業内容:アフターマーケット向け自動車部品販売事業

 

<TPH社>
– 会社名:TPH Holdings, LLC(丸紅100%子会社)
– 本社所在地:米国フロリダ州ジャクソンビル
– 創業:1970年
– 代表者:David Honig
– 事業内容:アフターマーケット向け自動車部品販売事業

 

 

■Lithia MOTORS(英語):https://www.lithia.com/

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。