マレリ(MARELLI)は、今年10月に設置された外部諮問委員会に、自動車市場の専門家、ジャン・ベッカー(Jan Becker)博士を、2人目のメンバーとして新たに任命した。
ベッカー博士は、車両自動化の分野で20年以上の経験を有し、自動運転システムの認定ソフトウェアを提供する米国シリコンバレーのスタートアップ企業「Apex. AI」の共同創業者として、そのCEOの職に就いている。
また、2010年からスタンフォード大学で、自動車と自動運転の未来に関して教鞭をとっており、車両自動化分野への貢献で数々の賞を受賞し、これまで40以上の著作や出版物への寄稿、招待講演、基調講演を提供してきた著名な学者で、車両自動化に関する各種ボードや技術委員会のメンバーとしても活躍。
また、ドイツでの企業研究車両安全・支援システムにおける上級研究員をはじめ、2002年から2015年までのボッシュ・グループにおけるさまざまな役職、北米ボッシュにおける自動運転ソフトウェアのエンジニアリング・ディレクター、また2016年から2017年には、Faraday Futureの自動運転部門のシニア・ディレクターを務めるなど、多彩なキャリアを有している。
さらに、2012年から2014年には、Silicon Valley Roboticsの取締役、2014年から2016年まで、IEEE Intelligent Vehicles Symposium 2017の業界議長として、IEEE Intelligent Transportation Systems Societyの理事会メンバーも務めてきた。
ジャン・ベッカー博士の外部諮問委員会への参加について、マレリ・グループのCEO、ベダ・ボルゼニウス氏は、次のように話している。
「ジャン・ベッカー博士がマレリの諮問員会に加わることを大変嬉しく思います。諮問委員会は、マレリの役員会に専門家としての助言、洞察および継続的な戦略的アドバイスを提供するものです。
複雑な自動車、ロボット工学、人工知能システムに関するベッカー博士の豊富な知識と見解は、マレリが世界的ティア1サプライヤーとしての競争力を強化し、成長し続けるための大きな強みとなるでしょう」。
■Apex. AI(英語):https://www.apex.ai/