スマートドライブは、電気自動車（ＥＶ）・プラグイン ハイブリッド車（ＰＨＶ）向け給電システム「エコＱ電」を開発・発売しているエネゲートと、ＥＶシフトを見据えた移動データと充電データを連携した協業ソリューションの開発・試験提供を開始したと、１月１５日発表した。協業を通じて、法人の営業車両や配送車両のＥＶ化を進める上で必要とされる機能を順次展開していくとしている。
今回の連携により、法人向けクラウド車両管理サービス「Ｓｍａｒｔ Ｄｒｉｖｅ Ｆｌｅｅｔ」や走行データなどのモビリティデータを収集・解析する「Ｍｏｂｉｌｉｔｙ Ｄａｔａ ｐｌａｔｆｏｒｍ」を利用することでリアルタイムに蓄積される移動データと、全国に約２７００基あるエコＱ電対応ＥＶ充電スタンドでの充電データを統合的に可視化できることになる。
法人におけるガソリン車利用では給油量や車両毎の燃費の把握が一般的に行われてきたが、ＥＶにおいても同様に、充電スタンドでチャージした給電量や充電料金を車両データや移動データと合わせた管理が可能となる。
両社は、今回の連携開始を端緒としてさらにＥＶシフトを後押しするため、法人の営業車両や配送車両におけるＥＶをより利用しやすい環境の整備や、業種業界に合わせたサービスの共創に取り組んでいくとしている。
■エネゲート
１９１４年、国産電力量計メーカーの先駆者として歩みを始め、以来、キュービクル、配電盤、 配電自動化機器など、電力の安定供給を支えるさまざまな製品を提供してきた。近年、電気の使用量を測る「スマートメーター」をはじめＨＥＭＳ・ＢＥＭＳといったエネルギーマネジメントシステムや、ＥＶ充電システムなど今後成長力のある情報通信の分野にも事業領域を拡大している。エネゲートの提供する電気自動車（ＥＶ）・プラグイン ハイブリッド車（ＰＨＶ）向け給電システム「エコＱ電」システムでは携帯電話とＱＲコードにより利用者を認証し、その認証と使用電力量の計測値を用いた課金サービスをいち早く実用化している。
https://www.enegate.co.jp/
※「エコQ電」は、エネゲートが開発、展開する電気自動車向け認証課金システム。
※「エコQ電」は、株式会社エネゲートの登録商標。
■スマートドライブ
２０１３年の創業以来、『移動の進化を後押しする』をビジョンとし、移動にまつわる様々なモビリティサービスを提供。「Ｍｏｂｉｌｉｔｙ Ｄａｔａ ｐｌａｔｆｏｒｍ」では、幅広い業種業態の企業と様々な実証実験を行い、新しいサービスの創出を目指した協業を行ってきた。
https://smartdrive.co.jp/
※「SmartDrive Fleet」、「SmartDrive Cars」、「SmartDrive Families」、「Mobility Data Platform」は、株式会社スマートドライブの商標または登録商標。