トヨタ自動車傘下のLEXUSブランドは、10月30日、マイナーチェンジしたスポーツクーペ「RC」を世界初公開した。
新型RCは、同社フラッグシップクーペのLCで培った新世代LEXUSのデザイン・走りを継承し、より魅力的なクーペに進化することを目標に開発。
10月2日から14日に、フランスのパリで開催されるパリモーターショー(*1)への出展が予定され、日本での発売予定は、10月下旬になると云う。
[新型RCの主な特長]
<エクステリア>
ヘッドランプから下に伸びるバンパーコーナーの造形や、上下で開口比率を徐々に変化させたメッシュパターンのスピンドルグリルなど、特徴的なデザインを採用。
超小型3連LEDヘッドランプユニットを縦方向に配置し、L字型のLEDクリアランスランプとの組み合わせで、新型RC独自な表情を創出した。
リヤデザインは、バンパーコーナーにエアダクトを設け、操縦安定性を向上。
タイヤの踏ん張りを強調する造形で、走行性能の高さを表現。また、リヤコンビネーションランプをL字がより際立つデザインとし、LEXUSクーペとしての記号性を強調した。
ボディカラーは、新規設定色ネープルスイエローコントラストレイヤリングやスパークリングメテオメタリックを含む全11色を設定した。
F SPORTでは、ブランド統一の新しいFメッシュパターンをはじめ、専用の内外装アイテムのほか、LS・LCのデザインを継承したデザインの専用19インチアルミホイールを採用している。
<インテリア>
ヒーターコントロールパネルとオーディオパネルをヘアライン(*2)調に変更。インストルメントパネル上にLCと共通のアナログクロックを採用し、LEXUSクーペとしての共通性を付与した。
また、オーナメントパネルに、F SPORTに本アルミ(名栗*3調仕上げ/シルバー)やダークグレーヘアラインを新採用し、全5種類を設定。
内装色は、LCを継承したオーカーのほか、ブラックの表皮に落ち着いたイエローをアクセントとして組み合わせた新規設定色ブラック&アクセントマスタードイエローなどのF SPORT専用色を含む、全7色を設定した。
<動力・運動性能>
サイドウインドウモールのフィン形状化や、リヤバンパーへのダクト追加によるホイールハウス内の圧力変動軽減など、空力性能にこだわり、操縦安定性を向上。19インチホイール装着車に、グリップ性能を高めたタイヤを新採用した。
サスペンションには、改良型ショックアブソーバーや、より高剛性のブッシュを採用。走行テストを重ね細部に至ってチューニングを施した。
また、2.0Lターボエンジンのアクセル操作に対するレスポンスを向上し、ダイレクトな加速フィーリングを実現した。
*1:正式名称は「Mondiale de l’Automobile 2018」
10月2日(火)・3日(水) : プレスデー、10月4日(木)~14日(日) : 一般公開日
*2:金属の表面に細かい傷を一定方向に入れる加工方法
*3:木材に釿(ちょうな)や突きのみといった道具で独特の削り跡を残す日本古来の伝統工芸
■RC 車両情報:https://lexus.jp/models/rc/