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2022年7月28日【新型車】

レクサス、ESを一部改良し特別仕様車を設定

NEXT MOBILITY編集部

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ES300h 特別仕様車“Graceful Escort”。

レクサス・ロゴ

トヨタ自動車傘下のレクサス(LEXUS)ブランドは7月28日、「ES」を一部改良すると共に、ES300h“version L”をベースとした特別仕様車“Graceful Escort(グレイスフル・エスコート)”を設定し、全国のレクサス店を通じて、同日より発売すると発表した。価格(税込)は602万円から。

 

 

1989年にフラッグシップセダンの「LS」と共に販売されたESは、静粛性と乗り心地、広い室内空間などが好評を得、これまでに80以上の国や地域で、累計約293万台(*1)が販売されたレクサスの基幹モデル。

 

昨年8月発表のESでは、静粛性や乗り心地に加え、レクサスならではの走り味が磨き上げられたというが、今回の改良では、たゆまぬ進化を追求する“Always On(オールウーズ・オン)”の思想の下、予防安全技術やマルチメディアなど、先進技術がさらに進化させられていると云う。

 

 

 

1.一部改良について

 

予防安全技術の機能拡充

 

・車両を上から見たような映像をセンターディスプレイへ表示するパノラミックビューモニターに、撮影した路面の映像を車両直下に合成表示することで車両下方の路面状況、タイヤ位置などの把握を補助する床下透過表示機能を追加。駐車やすり抜けをサポート。

 

 

マルチメディアシステムとコネクティッドサービスの刷新

 

・直感的な使いやすさを追求した最新のマルチメディアシステムを搭載。ナビや音楽、車両設定などの各種メニューの選択スイッチを常時表示することでアクセス性を向上させると共に、画面レイアウトを情報の粒度に応じてエリア分けすることで、操作フローを統一するなど、使いやすさに拘った。

 

・クラウド上の地図情報を活用し、交通情報や駐車場の空き情報をリアルタイムで取得するコネクティッドナビを採用。さらに、従来の車載ナビとコネクティッドナビを組み合わせたハイブリッド型のナビゲーションを採用した。

 

・ステアリングのトークスイッチ操作による起動に加え、ディスプレイのマイクアイコン操作や音声による起動も可能な、最新の音声認識機能を採用。予め設定された起動ワードの発話で、スイッチ操作や再生中の音楽停止をすることなく、音声認識機能の起動ができるほか、自然な発話での操作にも対応。

 

・iPhoneやAndroidデバイスの専用機能を車載機ディスプレイで使用する、「Apple CarPlay(アップル・カープレイ)」、「Android Auto(アンドロイド・オート)」を設定。Apple CarPlayでは、従来のUSB接続に加え、Wi-Fiによる無線接続(*2)にも対応している。

 

・DCM(Data Communication Module)を活用したインターネット接続により、Webサイト(ニュースやブログ、ストリーミング音楽、YouTube動画など)を閲覧することができるWebブラウザー機能を設定。また、OTA(Over The Air)ソフトウェアアップデート機能により、マルチメディアの表示内容や操作性の改善に加え、新機能の追加や性能向上など、ソフトウェアの更新も可能。

 

・「My LEXUS(マイ・レクサス)」により、スマートフォンでクルマの燃料残量や走行距離の確認、離れた場所からのエアコン作動(リモートエアコン)、任意の期間に車のエンジン始動を不可にする(マイカー始動ロック)等のサービスが利用できる。

 

インテリアレイアウトの変更による操作性向上

 

・インストルメントパネルおよび、コンソール周辺の形状やスイッチレイアウトを最適化し、カップホルダーやおくだけ充電の使い勝手など利便性を向上。

 

 

[メーカー希望小売価格](10%消費税込み/単位:円)

<グレード、エンジン、ハイブリッドシステム、駆動、価格(*)>
– ES300h、A25A-FXS(2.5L直列4気筒)、Lexus Hybrid Drive、2WD(FF)、6,020,000

 

– ES300h“F SPORT”、A25A-FXS(2.5L直列4気筒)、Lexus Hybrid Drive、2WD(FF)、6,540,000

 

– ES300h“version L”、A25A-FXS(2.5L直列4気筒)、Lexus Hybrid Drive、2WD(FF)、7,180,000

 

*北海道地区のみ価格が異なる。リサイクル料金は含まれない。

 

*1:2022年6月現在。
*2:Wi-Fi接続はApple CarPlayのみ対応。

 

 

 

2.特別仕様車について

 

ES300h 特別仕様車“Graceful Escort”。 ES300h 特別仕様車“Graceful Escort”。

 

特別仕様車の“Graceful Escort”は、ES300h“version L”をベースに、専用シートカラーにクリムゾン&ブラックを設定、本革シートやインストルメントパネルにクリムゾンステッチをあしらい、ステアリングに墨ブラックを使用するなど、ESらしい上質でラグジュアリーな空間の演出した他、外装に専用塗装を施したスピンドルグリルや、アルミホイールを採用するなど、落ち着いたスタイルとなっている。

 

<特別装備>

・スピンドルグリル(特別仕様車専用シルバー塗装)。

・235/45R18 94Yタイヤ&18×8Jノイズリダクションアルミホイール(特別仕様車専用スパッタリング塗装)(タイヤチェーン装着は不可)。

・本革シート(特別仕様車専用クリムゾン&ブラック+クリムゾンステッチ[運転席・助手席ベンチレーション機能・前後席ヒーター付/フリーキルティング])。

・本木目+本革ステアリング(ウォールナット[オープンフィニッシュ/墨ブラック])。

・インストルメントパネル(ブラック+特別仕様車専用クリムゾンステッチ)。

・ドアトリム(特別仕様車専用クリムゾン&ブラック+クリムゾンステッチ)。

 

 

[特別仕様車・メーカー希望小売価格](10%消費税込み/単位:円)
<グレード、エンジン、ハイブリッドシステム、駆動、価格(*)>
– ES300h 特別仕様車“Graceful Escort”、A25A-FXS(2.5L直列4気筒)、Lexus Hybrid Drive、2WD(FF)、7,280,000

 

*北海道地区のみ価格が異なる。リサイクル料金は含まれない。

 

 

■(レクサス)ES:https://lexus.jp/models/es/

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。