インテリアでは、低いドライビングポジションとステアリングを中心に配置した操作系により、ドライビングの高揚感を感じられるコクピットを演出。
内と外の境界を曖昧にする日本の建築思想に着想を得たという、インストルメントパネルの上部からフード・フェンダーへと内外が連続するような造形で、タイヤ位置の認識のしやすさや見晴らしのよい視覚的な開放感も実現している。
また、センターコンソールボックスとパームレストが一体となった前後に長いアームレストを採用し、体格を問わず使いやすい空間を追求。コンソール上面は、人間工学に基づきミリ単位で機能や操作系の配置を調整しながら、アームレストの前端にオーディオスイッチを搭載することにより、扱いやすい前方寄りのレイアウトを実現している。
加えて、フロントシートには、伝統的な刺繍技法である「刺し子」をモチーフとしたステッチを採用したほか、ベンチレーション機能を持つパーフォレーションを採用するなど、機能とデザインを両立。
ダッシュボード内には、磁界共振方式の非接触給電技術を車載部品として採用し、スマートフォン等を置くだけで充電できる「おくだけ充電」も搭載する等、機能面の充実も図っている。