NEXT MOBILITY

MENU

2023年11月9日【新型車】

レクサス、コンパクトクロスオーバーの新型「LBX」を発売

NEXT MOBILITY編集部

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

レクサス・ロゴ

トヨタ自動車傘下のレクサス(LEXUS)ブランドは11月9日、新型「LBX」の国内仕様車を発表した。LBXは、同日より注文の受付を開始し、12月下旬頃の発売を予定。価格(消費税10%込)は460万円から。

 

また、今回の発売を記念して、LBX“Bespoke Build(ビスポーク・ビルド)”を100台限定で抽選販売する。申し込みは、全国のレクサス店で今月9日(木)から21日(火)まで受付ける。

 

 

新型「LBX」は、「これまでの高級車の概念を変える、コンパクトサイズながらも走りやデザインも上質であるサイズのヒエラルキーを超えたクルマをつくりたい」とのブランドホルダー豊田氏の想いの下、“本物を知る人が、素の自分に戻り気負いなく乗れるクルマ”を目指し、開発。

 

コンパクトカー向けTNGAプラットフォーム「GA-B」の刷新と共に、基本素性と電動化技術が徹底的に鍛え上げられたほか、“Lexus Driving Signature(レクサス・ドライビング・シグネチャー)”の深化も追求。ドライバーとクルマが一体となり、いつまでも運転していたいと思える操縦性と全ての乗員が自然と笑顔になれるような快適性が追求されていると云う。

 

 

デザインでは、コンセプトを“Premium Casual(プレミアム・カジュアル)”とし、コンパクトなボディサイズにとらわれない存在感と上質さを併せ持った、日常でカジュアルに使いたくなるコンパクトクロスオーバーを目指し、新たなレクサスのフロントフェイス「ユニファイドスピンドル」を採用するなど、スタンスの良いダイナミックなプロポーションを実現。

 

 

インテリアに於いては、プレミアムに相応しいしつらえに徹底的にこだわり、気負うことなくリラックスしてクルマとの一体感を楽しめる室内空間を目指したデザインが成されていると云う。

 

 

グレード体系は、シンプルで洗練されたモダンな空間を演出するLBX“Cool(クール)”、落ち着きと華やかさを両立するLBX“Relax(リラックス)”に加え、オーダーメイドシステムを採用したLBX“Bespoke Build”を設定。さらに、来年1月開催の東京オートサロン2024では、パワートレーンを強化したパフォーマンスモデルの出展も予定されている。

 

 

[主な特長]

 

(1)レクサス・ドライビング・シグネチャーの深化

・専用開発を施したGA-Bプラットフォームの採用により、高い運動性能を実現。
・ドライバーとクルマとの一体感を徹底的に追求したドライビングポジションとパッケージ。
・音や振動の発生源を抑制する源流対策にこだわった高い静粛性。
・走りの素性向上とデザイン性を突きつめた空力性能。
・電動化技術をさらに磨き上げた新開発HEVシステム。

 

(2)機能的本質や動的性能に根差したプロポーション&上質・存在感のあるデザイン

・新たなレクサスのフロントフェイス「ユニファイドスピンドル」を採用。
・コンパクトなボディサイズにとらわれないタイヤコンシャスでダイナミックなプロポーション。
・低重心でシンプルな塊感を強調するリヤデザイン。
・サイズのヒエラルキーを超えた上質なインテリアデザイン。
・走りの楽しさを最大化させるコックピット。
・居心地の良い室内を彩るアンビエントイルミネーション。

 

(3)5つの世界観(*1)の提案とオーダーメイドシステム“Bespoke Build”
・多くの人のライフスタイルや好みにマッチする5つの世界観。
・内装色・シート素材・刺繍パターンなど、豊富なバリエーションから唯一無二の1台を作りあげることができるオーダーメイドシステム“Bespoke Build”。

 

(4)人間中心の考え方に基づいた最新の予防安全機能
・先進の予防安全技術“Lexus Safety System +(レクサス・セーフティ・システム・プラス)”。
・快適な移動を支える“Lexus Teammate(レクサス・チームメイト)”。
・12.3インチフル液晶メーターの採用など運転支援の拡充。

 

<主要諸元>
– 全長:4,190mm
– 全幅:1,825mm
– 全高:1,545mm*2
– ホイールベース:2,580mm
– 車両重量:1,310kg*3
– パワートレーン:1.5L 直列3気筒
– エンジン最高出力(kW(PS)/r.p.m.):67(91)/5,500
– エンジン最大トルク(N・m(kgf・m)/r.p.m.):120(12.2)/3,800~4,800
– モーター最高出力(kW(PS)/r.p.m.):フロント 69(94)/リヤ 5(6)
– モーター最大トルク(N・m(kgf・m)/r.p.m.):フロント 185(18.9)/リヤ 52(5.3)
– タイヤサイズ:225/60R17 225/55R18

 

*1:国内仕様にはLBX“Cool”、LBX“Relax”を先行導入。
*2:全高1,560mmはシャークフィンアンテナを含む欧州仕様。
*3:FFモデル。E-Fourは1,390kg。

 

 

新型LBXの発売に際し、レクサス・インターナショナル・チーフエンジニアの遠藤邦彦氏は、以下のように述べている。

 

「新型LBXの車名は“Lexus Breakthrough X(cross)-over”を意味しています。これまでの高級車の概念を変え、『本物を知る人が、素の自分に戻り気負いなく乗れるクルマ』を目指し開発してまいりました。

 

いつまでも運転していたくなるクルマ本来の走る楽しさを追求し、ドライバーズシートに座った瞬間から感じるこれからこのクルマを運転するという高揚感。アクセルを踏み込んだ瞬間に感じるドライバーとクルマの一体感。気心知れた相棒と一緒にいるような安心感をご堪能いただけるように、基本素性を徹底的に鍛え上げました。

 

コンパクトなサイズでありながらも、上質で存在感のあるエモーショナルなプロポーションを聖域なき改善で、一途にこだわりぬき実現しました。レクサスが提案する新しいコンパクトラグジュアリーを是非多くのお客様にご体感いただきたいと思っています」。

 

 

[メーカー希望小売価格](10%消費税込/単位:円)
<モデル、エンジン、トランスミッション、駆動、価格(*4)>
– LBX “Cool”、M15A-FXE 直列3気筒、電気式無段変速機、2WD(FF)、4,600,000
– LBX “Cool”、M15A-FXE 直列3気筒、電気式無段変速機、AWD(E-Four)、4,860,000

 

– LBX “Relax”、M15A-FXE 直列3気筒、電気式無段変速機、2WD(FF)、4,600,000
– LBX “Relax”、M15A-FXE 直列3気筒、電気式無段変速機、AWD(E-Four)、4,860,000

 

– LBX “Bespoke Build”、M15A-FXE 直列3気筒、電気式無段変速機、2WD(FF)、5,500,000
– LBX “Bespoke Build”、M15A-FXE 直列3気筒、電気式無段変速機、AWD(E-Four)、5,760,000

 

*4:北海道地区のみ価格が異なる。リサイクル料金は含まれない。

 

なお、新型LBXは、車両の月額利用料に、自動車保険(任意保険)や自動車税、メンテナンスなど、諸費用を含めた月々の支払でクルマに乗ることができるサブスクリプションサービス「KINTO 」(個人・法人)でも取り扱っている。

 

CLOSE

坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。