三菱ふそうトラック・バス(以下、MFTBC)と、メルセデスベンツファイナンス・ふそうファイナンシャルは、6月30日、国内・アジア初となる“リース料は、走った分だけ”のリースプログラム「FUSOマイレージリース」を、7月1日から開始すると発表した。
FUSOマイレージリースは、リース料金が一定の「月額基本料金」と、前月の実走行距離によって変動する「変動月額リース料」で構成されるリースプログラム。走行距離が売上に直結する商用車において、長距離走行があった月と短距離月のリース料金を変動させることで、トラック導入の際の新たな選択肢を提供する。
サービスには、インターネット経由で稼働中の車両情報をリアルタイムに取得し、その情報をクラウド型「FUSOデータベース」に蓄積するMFTBCのテレマティクス技術「トラックコネクト(Truckonnect)」が用いられており、これにより車両の月間走行距離を正確に把握。即時にリース料金が算出される。
[FUSOマイレージリース基本情報]
– サービス提供:ふそうファイナンシャル(メルセデス・ベンツ・ファイナンス(株))
– 対象車両:三菱ふそう製トラック新車 (対象車両は販売店で確認)
– リース期間:3年または5年
– リース方式:クローズエンド方式(満了時に車両返却。再リースは不可)
– メンテナンス:FUSO VALUE ベーシックのみ付帯可能
– その他:リース期間に応じた「Truckonnect(トラックコネクト)」の利用が可能。
<リース料の算出/請求方法>
– リース料:
「月額基本料金(走行距離に関わらず発生する固定料金)」 と、「変動月額リース料(前月の走行距離に応じて発生する1kmあたりの料金)」を合算。
– 料金の通知:
指定のメールアドレスへ、前月の走行距離ならびに請求金額を記載した「ご利用明細」を毎月送付。
ダイムラーグループの金融・モビリティサービス会社で、メルセデス・ベンツ・ファイナンスが運営する、ふそうファイナンシャルの営業本部長、パヴェル・パルーバ氏は、「FUSOマイレージリース」の開始に際し、以下のようにコメントしている。
「『FUSOマイレージリース』の試験運用にご協力頂いたお客様からは、多くのポジティブなご評価を頂戴いたしました。そして正式導入されたこの商品は、現在のVUCAと呼ばれる予測困難な環境にまさにフィットするものです。商用車ビジネスに携わるお客様は、経済の状況変化のみならず、COVID-19のような予測不能な要因によって毎月変動するビジネスに直面されていますが、私たちは『FUSOマイレージリース』を通じて、多くのお客様に安心感を与えることができるものと確信しております」。
MFTBCとふそうファイナンシャルは、新型コロナウイルス感染症をはじめ、不確定要素も多く、先の見通しが難しい経済状況が続く現在、不測の事態への柔軟・迅速な対応が求められる商用車ユーザーに、新しい選択肢として「FUSOマイレージリース」を提案することで、顧客へのサポートをさらに進めていくとしている。
1* 2021年6月末現在。MFTBC調べ。
■(MFTBC)FUSOマイレージリース:https://mileagelease.mitsubishi-fuso.com/
■(MFTBC)トラックコネクト:https://www.mitsubishi-fuso.com/ja/truckonnect/