エネオス(ENEOS)は11月20日、今後の電気自動車(EV)関連サービスの事業展開に向け、「EVリース事業の実証」を開始した。
現在、ヨーロッパや中国を中心にEVの普及が加速しており、日本国内においても、各大手自動車メーカーが新車の発売を発表するなど、今後更にEVの普及が進むことが想定されている。
このよう状況を受けてエネオスは、将来のEVリース事業の展開のため、国内市場に初投入される中国の比亜迪(BYD)製の乗用車タイプのEVを2台使用し、走行データ、充電記録、メンテナンス履歴などの情報の収集・分析および、商品設計等の検討を行うための実証を開始した。
なお、情報の収集にあたっては、走行距離・運転エリア・運転時間などの面で事業用車両が最適であるとし、京都において80年にわたってタクシー事業を展開し、環境問題に積極的に取り組む都タクシーが協力する。
エネオスは、今後、タクシー・バス等の事業者への展開や、ENEOSカーリースへのラインアップ等、一般消費者への展開。更には、カーシェア、メンテナンス、充電サービス、EVオーナー向けENEOSでんき供給などのEV関連サービスをパッケージ化して提供する事業展開を目指すとしている。
また、低炭素・循環型社会の実現および、利便性の高いサービスをトータルで提供するENEOSプラットフォームの構築を目指し、これらEV関連サービスの提供を通じて、社会の発展と活力のある未来づくりに貢献していきたいとしている。
[都タクシーの概要]
– 会社名:都タクシー株式会社
– 設立:昭和15年12月9日
– 所在地:京都府京都市南区上鳥羽塔ノ本30-2
– 車両数:約350台
■BYDジャパン:https://bydjapan.com/
■都タクシー:http://www.117385.com/