はなまるは9月8日、アジェンシアが提供するkuruma VR®︎を用いて、自社オークションの出品車両を360°確認できるサービス【HANAMARU360】を開始した。
【HANAMARU360】は、事故車業界初の試みとして、内装・外装に加えて下回り部分の360°パノラマ画像も公開。これによりオークションを利用する人は、今まで静止画では確認できなかった損傷部分をさまざまな角度から拡大し閲覧することができるようになる。
はなまるでは、年間4万台以上の損害車が取引される「はなまるオークション」を運営しており、国内のみならず140ヵ国以上の国の人に利用されている。従来のはなまるオークションでは、車両全体の画像や内装、装備品など30枚の画像を掲載していたが、中古車業界ですでに始まっていた360°パノラマ画像のサービスを、中古車よりも詳細な確認が必要となる事故車でも同様に利用したいと考え、【HANAMARU360】を開始することとした。
アジェンシアは、360°全方位角画像処理技術研究開発を行っており、360°VRクラウドマルチプラットフォーム開発事業、アマゾンAWSやGoogleクラウドソリューション導入支援事業、 ICTコンサルティング全般の3事業を行っている。
360°VR 車両販売会社向けクラウドプラットフォームkuruma VRⓇは、スマートフォンで簡単に自動車の外装360°撮影、内装360°パノラマ撮影することができ、すぐに自社Webサイトや自社システム連携、SNSで公開できる、新車・中古車販売店様向け360°画像アプリ。車両外観・室内を全方位から見ることができる360°ビュープラットフォームとなる。
今後は、アジェンシアと協業し、360°画像に動画や音声の追加を視野に入れているという。これまでの静止画像と今回の360°画像に加え、エンジン音等の音声による情報を加えることで、さらなる顧客の満足度向上を目指すとしている。