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2024年5月28日【新型車】

ランチア、イプシロンHFでのラリー復帰計画を発表

坂上 賢治

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ステランティス傘下のランチア( LANCIA / ブランドCEO:ルカ・ナポリターノ )は5月27日( 欧州発 )、来たる2025年5月の市場投入を予定している100%ピュア電動車の新型イプシロンHF( NUOVA YPSILON HF )の市場投入に加え、競技専用車も併せて開発し、ラリーへ本格復帰する計画を明らかにした。

 

それによるとランチアは、自社ブランドの新型モデル毎にHFバージョンを導入する予定としており、新型イプシロンでは「イプシロン ラリー4HF」でのラリー復帰を宣言した。

 

 

そこで同社はイプシロン ラリー4 HFの「LANCIA CORSE HF」のロゴを併せて公開した。それはオリジナルの色彩はそのままに、スピードを表現するために斜めの文字を使ったグラフィックを加え、かつてのロゴを現代風にアレンジしたものとなっている。

 

ランチアブランドCEOのルカ・ナポリターノ氏は、「我々は、2025年5月に市場投入予定のランチア イプシロンHFの披露と共に、ラリーへの復帰を示すイプシロンラリー4HFを併せてプレビューさせることにしました。

 

ランチアは、既に多くのファンを獲得しています。それはラリーシーンに於ける数々の栄光の裏付けがあってこそです。そして、その想いは、更なる未来へと引き継がれます。

 

 

おそらく今日から、多くのファンやラリー愛好家の心が再び高鳴ることでしょう。ランチアは、ラリーの世界に戻ることを決めました。参戦クラスは純粋な情熱を表し、将来のプロになるという情熱を持ってキャリアをスタートする若いドライバーをフィーチャーしたクラス4を照準に据えており、これは新たなランチアの始まりを告げるものとなります。

 

ランチアはラリーの世界で最も成功したブランドであり、15回の世界ラリー選手権、3回のコンストラクターズおよび耐久世界選手権、1000ミリア1回、タルガフローリオ2回、カレラパナメリカーナ1回の優勝を誇ります。

 

 

ランチア イプシロン ラリー4 HF は、1.2リッター ターボチャージャー付き3気筒4バルブ エンジンを搭載し、212馬力を発生します。5 速機械式トランスミッションと機械式リミテッド スリップ ディファレンシャルを備えた前輪駆動の同モデルは、すべてのラリー愛好家が楽しめる理想的なソリューションであるだけでなく、R4クラスや2輪駆動選手権での勝利を目指すドライバーにとっても格好の候補となるでしょう。

 

またランチア イプシロンHF は、ラリーに賭ける我々の意気込みを市販車で表現したものです。100%電動で240馬力を発揮するパワーユニットを搭載し、0 から100km/hまでを僅か5.8秒で駆け抜けるイプシロンHF は、幅広のホイールトレッド、鍛え上げたサスペンションなど、栄光の歴史を築いたスーパースポーツマシンにインスピレーションを得て、極限までパフォーマンス能力に拘ったモデルとなっています。このクルマは先の通り2025 5月にデビュー。またこのランチア イプシロンHFに続き、ガンマとデルタにもHFバージョンが登場します」と語っている。

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

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経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

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1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。