ZMPは1月14日、1人乗りロボ「RakuRo™(ラクロ™、以下「ラクロ」)」のシェアリングサービス「ラクロシェアリング」の新たな目的地として、聖路加国際病院までのルートを開通したことを発表した。
ラクロシェアリングは、ZMPがロボットと暮らす明るい街「RoboTown」構想の一つとして提案し運営しているサービス。
2020年10月より東京都中央区の佃・月島エリアを中心にサービスを開始し、今回、地域の人々からの要望が多かった聖路加国際病院への往復ルートを新たに追加した。
ルートの追加に合わせ、ラクロの新しい出発地として、大川端駐車場(東京都中央区佃1-11-1)の他に、佃BASE(東京都中央区佃2-18)を出発地として選択できるようになった。佃BASEは東京メトロ月島駅(東京都中央区月島2-10)より徒歩1分の場所にあり、複数の出発地から様々な目的地へと移動ができ、利用者がより便利に利用することができる。なお、聖路加国際病院へは片道、大川端駐車場より約35分、佃BASEより約45分で到着する。
■ラクロシェアリング
ラクロシェアリングは、自動走行する一人乗り車いすロボットのラクロを活用して、これからの高齢化社会でラクで楽しい移動の実現を目指す。2020年10月より東京都中央区の佃・月島エリアを中心に、サービスを提供している。
– ラクロシェアリングサービス 公式ウェブサイト:https://www.robotown.jp/
– 利用プラン:あんしん定額プラン 月額1万円(税込)、時間利用プラン 10分370円(税込)
■一人乗りロボ「ラクロ」
ラクロは、笑顔やウィンクなどの豊かな表情と、声による挨拶やお願いといったコミュニケーションを周りの人と取りながら自動走行する一人乗り車いすロボット。免許不要で操作もいらず、誰でも利用することができる。
時速6km/h以下で走行する電動車椅子として分類されるため公道での走行が可能。公益財団法人テクノエイド協会が運営する福祉用具情報システム(TAIS)に登録されている。
■ラクロ主な仕様※仕様は予告なく変更される可能性がある。
– 寸法:長さ118.8cm×幅66.4cm×高さ109.0cm
– 主な機能:
<移動機能>自己位置推定による自律移動、障害物回避
<コミュニケーション機能>表情・声による周囲とのコミュニケーション
<タブレット機能>タッチ操作による行先指定、途中停止、再走行指示
– 速度:最大6km/h
– 安全機能:レーザセンサーやカメラによる障害物認識と自動回避・停止、緊急停止スイッチ、カメラによる遠隔での周囲監視(ロボハイ®)
– 充電/稼働時間:1時間充電/4~6時間稼働 (利用環境・頻度等により異なる)
– 製品ページ:https://www.zmp.co.jp/products/lrb/rakuro