「昭和34(1959)年に、自動車販売会社共通の問題の検討、解決を図るため、いすゞ、トヨタ、日産の三つの販売店協会の事務局により設立されました。その後、他のメーカー系列の販売店協会、加えて各県の販売店協会にも順次ご参加をいただき、現在、1500を超える会員となっています。
設立当初はいわゆる岩戸景気の最中で、日本経済の急速な成長が始まった時代です。日本のモータリゼーションの黎明期です。1960年代以降、日本はOECDに加盟して、先進国に仲間入りをし、国民総生産の世界第2位になりました。その後、大阪万博ブーム、日本列島改造ブーム、オイルショックを経て安定成長期に入り、国内の自動車市場は着実に拡大の道を歩みました。
1980年代にはバブル経済を経験し、その反動で1990年代の日本経済は低成長となり、自動車市場も長期的な低調を余儀なくされました。その間、自販連は全会員の研修を行い、国内市場の活性化、顧客本位の経営評価、経営の安定化に取り組みました。
そして現在、CASE、MaaSに代表される百年に一度といわれる大変革に直面にする中で、60周年を節目として次の10年に向け、自動車販売業界のさらなる発展のため、鋭意努力を続けてまいります。私たちの自販連は、安全で豊かな社会にするために、真心こめたクルマ販売に努めます。」と締め括った。
なお定時総会と祝賀パーティーを終えた翌週明けの2月25日、小関会長は東京・芝大門の自販連事務局に於ける弊誌インタビューの席で次のように答えた…。(以上ここまで、小誌NEXT MOBILITY最新9号(4月1日発行)の「LEADERS VOICE」から抜粋・掲載しました)