物流サービスを提供するキムラユニティーと車両の走行データ分析を行うスマートドライブは4月1日、新リースカーサービス「unicar(ユニカー)」の正式リリースの提供を当月より開始する。
この「unicar」は、従来の期間型メンテナンスに代わり、スマートドライブが収集した⾛⾏データを基に、稼働に応じたメンテナンスを可能とするもの。なおこの試みは、業界初であるとスマートドライブでは謳っている。
そんな「unicar」では、⾛⾏データを活⽤することによって「必要な⾞両が」「必要なタイミングで」「最適なメンテナンス」が受けられるようになるのが大きな特徴だ。
具体的には従来、メンテナンスが不要な⾞両に対しても期間基準で⼀律にメンテナンスが発⽣していたのだが、同サービスでは、これまでのスケジュール点検のように決められた期間で実施する⼀律型のメンテナンスではなく、⾞両の利⽤状況に合わせた個別最適のメンテナンスが実施される。
結果、個々の⾞両管理担当者は不要な⼿間を減らすことで、本来の業務に集中でき、かつ⾞両が適切なタイミングで点検を受けられることによって事故リスクを抑えつつも整備に要する時間を最低限に圧縮。⾞両稼働率の向上を図ることができるとしている。
また整備⼯場も、本当に点検が必要な⾞両への対応に注⼒できるため、整備⼯場の労働⼒不⾜問題の解決にも繋げられる。従って⾞両整備の受け⼊れ先が減少している業界課題も解消できるという。
両社は、同リースサービスを、既に取引のある企業を中⼼に提供を開始。今後は市場ニーズを図りつつ、新規の申し込みも受け付けていく構えという。