EV充電ステーション向けシステムも発表
今回の同社ブースでは、他にも、台湾の電子部品メーカーであるNoodoe(ヌードー)が製作した充電ステーションも展示。これは、オートバイだけでなく、4輪のEVにも対応するものだ。
加えて、スマートEV充電ステーションの運用を統括するクラウドオペレーティングシステム「Noodoe EV OS」も発表し、EV台数の世界的増加を見越した独自のソリューションも紹介した。
Noodoe EV OSは、建設業や小売業、ホスピタリティ業界、公共部門などに向けて、施設内にある駐車場に充電ステーションを設置し、スマートな機能を持つEV充電場所に変えることで収益を生み出すことを可能としたものだ。
同システムでは、
EV充電ステーションのサービス提供を管理する「EV充電サービス」
利用顧客の支払いを管理し、クレジットカードやApple Pay、Google Payなどに対応する「ユニサーバル支払い処理」
管理スタッフが価格設定、ピーク時の修正、ステータスの管理などを一括で行える「集中管理」
すべてのEV充電ステーションの状態を常にチェックし、警告や自己回復なども可能とする「自動診断」
など様々な機能を持つ。
これらを、クラウドによりリアルタイムかつスムーズに実施できる同OSを、同社は「総合的かつ永続的な顧客満足を確実にするための未来を見据えたシステム」であるとする。
なお、同システムは、すでに米国や台湾のヒルトンやシェラトン、ハイアットなどのホテルや公的機関が導入している実績を持つ。
今後、同社では、日本も含めた世界的なEVシフトの潮流を鑑み、同システムのさらなる需要拡大を見込んでいる。