次世代チョイ乗りモビリティ、2025年に300台の量産販売予定
KGモーターズは、2025年300台の量産・販売を目標に開発した量産試作車を関係各社を対象に1月31日から2月2日までの3日間で披露した。
東広島の拠点には、投資家や協力会社、メディアを含む15社が集まり、代表取締役CEOの楠一成から試作車両の完成とそのコンセプトについての詳細を報告。目標販売価格100万円のターゲット原価についても説明が行われた。
更に共同創業者であり取締役の横山文洋氏から、量産に向けた資金調達スケジュールや資金使途の共有が行われるなど、調達・開発・量産・販売のためのマイルストーンも公表され、KGモーターズの成長に向けた戦略的な計画が明らかとなった。
なお同社では今後の人口減少時代に於いて、エネルギー効率が高く維持コストが安い超小型モビリティの重要性を強調。当該車両を用いて各試験の評価項目を検証・設定していくという。
ちなみにそんな同社のミニマムモビリティは、1人乗りセンターポジションで走る楽しさを追求した小型の電気自動車。80年代のポラロイドカメラをモチーフにレトロでありながら、近未来を感じさせる前後対称のデザインとしている。
小型で軽量であるため環境性能に優れており、原付ミニカー規格で車検不要・税金も安い。なお開発車両は原付ミニカー規格であるため乗車定員は1名だが、ドア・エアコン付きで快適な走行を提供する。
充電はAC100Vの家庭用コンセントで可能。5時間の充電で航続距離100kmを確保した。またソフトウェアはOTAアップデートが可能として、進化し続けるモビリティを目指すと結んでいた。
車両スペック
全長:2,450mm
全幅:1,090mm
全高:1,500mm
定格出力:0.59kW
ピーク出力:5kW
航続距離:100km
充電AC100V:5時間
乗車定員:1名
会社概要
社名:KGモーターズ株式会社
本社所在地:広島県東広島市志和町七条椛坂 1698-1
代表取締役CEO:楠一成
事業内容: 超小型モビリティの製造・販売、MaaS事業
設立: 2022年7月