ジャガー・ランドローバーは10月26日、英国ロンドンのロイヤル・オペラ・ハウスで新型「RANGE ROVER」のワールドプレミアを行なったと発表した。
ジャガー・ランドローバーの最高経営責任者(CEO)である、ティエリー・ボロレは次のように述べている。
「新型『RANGE ROVER』は、世界で最も目の肥えたお客様に世界で最も魅力的なラグジュアリーカーを提供するクリエーターになることを目指すという、当社のビジョンを見事に体現しています。50年以上にわたって、イノベーションのパイオニアとして紡ぎあげてきた唯一無二の『RANGE ROVER』の物語に、新たな章が描かれます。」
同社によると、「RANGE ROVER」は、ラグジュアリーSUVというカテゴリーを築いたモデルであり、それ以降50年にわたり、快適性とあらゆる地形に対応する走破能力で、ラグジュアリーSUVセグメントをリードしてきた。新型「RANGE ROVER」は、息をのむようなモダンさと優雅な美しさ、洗練されたテクノロジー、シームレスなコネクティビティを兼ね備え、これまでで最も魅力的なモデルとなった。
第5世代となる新型「RANGE ROVER」は、ランドローバーのモダニズムのデザイン哲学をさらなる高みへと押し上げ、「RANGE ROVER」らしいプロファイルを現代的に解釈することで驚くほどのデザインステートメントを生み出すとしている。
ジャガー・ランドローバーのチーフ・クリエイティブ・オフィサーである、プロフェッサー・ジェリー・マクガバンOBEは次のようにコメントしている。
「自らのDNAを尊重しながらプロジェクトを前に進めることは可能で、まさに私たちが今回行ったことです。私たちはモダニズムのデザイン哲学を持っており、ファッションやトレンドを追いかけることはしません。余計なディテールを排除することで、モダンさを表現しながらも魅力に溢れ、新しいレベルで感情的に訴えかけるクルマが完成しました。新型『RANGE ROVER』は、ランドローバー史上最も魅力的なモデルとなるでしょう。」
さらに、今回のワールドプレミアでは、2022年に導入予定の新型「RANGE ROVER SV」も発表した。
同社によると、「SV」モデルは、「RANGE ROVER」のラグジュアリーとパーソナライゼーションを絶妙に解釈し、卓越したクラフトマンシップを体現。専用のデザインディテールとして、光沢のあるメッキメタル、滑らかなセラミック、複雑なモザイク模様の寄木細工、高品質のレザー、サステナブル(持続可能)な素材である「Ultrafabrics™」などを取り揃えている。
そして、新たに設けたデザインテーマ「SV SERENITY(エスブイ セレニティ)」、「SV INTREPID(エスブイ イントレピッド)」では、フロントとリアのコントラストが効いたツートンカラーのインテリアを採用。電動で展開できるクラブテーブルや冷蔵庫など利便性の高い機能も備えており、最高の乗り心地を提供する4人乗り仕様「SV シグネチャースイート」も選択できる。
また、新しくセラミック製SVラウンデルと、シンプルに「RANGE ROVER SV」と呼称するようにしたネーミング戦略を適用した初めてのモデルとなる。SVラウンデルは、モダン・ラグジュアリーや、最高のパフォーマンス、走破能力の実現を目指しているスペシャル・ビークル・オペレーションズ(SVO)のデザインとエンジニアリングに対する情熱を表現。今後、SVOが手掛けるすべてのランドローバー・モデルには、すべてSVラウンデルがつき、識別される。