ジャガー・ランドローバー・ジャパンは9月9日、「I-PACE」2022年モデルの受注を開始した。
「I-PACE」は、ジャガー初のフルバッテリー電気自動車(BEV)。2018年の発売以降、スポーツカーとしてのパフォーマンス、ゼロ・エミッション、洗練性、そして全輪駆動SUVとしての高い実用性を兼ね備えたクルマとして高く評価され、「ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー」や「ゴールデン・ステアリング・ホイール賞」をはじめ、これまで数多くの世界的な賞を受賞している。
2022年モデルでは、世界で初めて行われたBEV市販車をベースにしたワンメイクレース・シリーズ「Jaguar I-PACE eTROPHY」で培った知識や経験を市販車に反映。具体的には、フロントモーターとリアモーターのトルク配分を変更し、ECOモード時の効率を向上させているほか、アクティブベーンシステムを効果的に使用し温度管理を改善、さらにパフォーマンスや耐久性に影響することなく、バッテリー残量がより少ない状況でも作動ができるようになった。
エクステリアは、19インチにサイズアップしたホイール(従来は18インチ)を標準装備し、クロームティップドグリルピンを採用。また、新たに、グリルサラウンドや、ミラーキャップ、サイドウィンドウサラウンド、リアディフューザーにアクセントを施した「ブライトエクステリアパック」を追加した。カラーラインアップも、カルデラレッド、ポルトフィーノブルー、アイガーグレイ、アルバの新色を用意し全12色展開となった。
インテリアは、グレインレザーの14ウェイ電動フロントパフォーマンスシートを導入したほか、ヘッドレストにあるジャガーリーパーを3D加工したり(レザーシートのみ)、40:20:40分割可倒式リアシートを標準装備している。
また、3Dサラウンドカメラ、ブラインドスポットアシスト、アダプティブクルーズコントロール、クリアイグジットモニター、リアコリジョンモニターなど多彩なドライバー支援システム、最新インフォテインメント・システム「Pivi Pro」を標準装備し、安全性と利便性も向上させている。
オプションについても見直し、ワイヤレス・デバイス・チャージング、ClearSightインテリア・リアビューミラー、アクティビティキー、パークアシスト、コンビニエンスパックなどを加え、より豊富な選択肢を用意した。
なお、2022年モデルから新グレードとして、「S」をベースにブラックエクステリアパックや20インチ”スタイル5068″5スポーク(グロスブラックフィニッシュ)、固定式パノラミックルーフなどを備えた「BLACK EDITION」を追加し、全4グレード展開となる。
■「I-PACE」 2022年モデル 概要
– 受注開始日
2021年9月9日(木)
– エクステリアカラー(全12色)
カルデラレッド(新色)、アイガーグレイ(新色)、ポルトフィーノブルー(新色)、アルバ(新色)、フジホワイト、サントリーニブラック、ユーロンホワイト、インダスシルバー、フィレンツェレッド、シージアムブルー、ボラスコグレイ、ファラロンブラック
– メーカー希望小売価格(消費税10%込み)
I-PACE S:10,050,000円
I-PACE SE:10,930,000円
I-PACE HSE:12,210,000円
I-PACE BLACK EDITION:11,390,000円