ステランティス傘下のJeepブランドは欧州中央時の10月12日、来る11月開催のパリモーターショー2022( モンディアル・ドゥ・ロトモービル2022 / 開催期間:11月17日から23日 )の会場で、これまで80年超もの歴史を歩んで来たJeepブランド初のピュアBEV〝ジープ・アドベンチャー〟を披露すると発表した。( 坂上 賢治 )
このジープ・アドベンチャーは、歴代のJeepブランドの伝統を受け継ぐダイナミックなフォルムを備えつつも、車室内はモダーンな空間スペースを持つモデルであり、大容量バッテリーの優位性を活かし約400キロメートルの航続距離をマークする。また更なる車両概要については、ショー開催初日・午後2時に開かれる記者会見で全貌が明らかになるという。
当日、この発表会見に登壇予定のクリスチャン・ムニエCEOは、「ジープ・アベンジャーは、欧州マーケットに於ける新しいジープ像をお客様へ提案するものとなります。
今後、欧州で主力モデルとなるべき同車は、未来のゼロエミッション時代に相応しい新たなジープとして。また当社が世界のSUV市場で主導的立場に立つためにも、大事なマイルストーン役を担うクルマです。
このジープ アベンジャーは、ラングラー、コンパス、レネゲードの4xeバージョンに連なる電動車ラインナップに新加入するクルマであり、更に来年初めにはグランド・チェロキーの4xeバージョンも追加される予定です。
未来を見据え、欧州市場に於けるジープ・ブランドは、先の9月に我々が皆様へお示しした電動化計画に沿って、来たる2025年までにジープ・リーコンとワゴニアSを含む主要セグメントで、4つのゼロエミッション車を導入。
その後はドイツ・フランスを皮切りに、欧州大陸のほぼ全てで電動SUVのJeepブランド車のみを提供していく流れとなります」と話している。