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2024年5月10日【新型車】

Jeep、 新型「ラングラー」を発売

坂上 賢治

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ステランティスジャパンは5月10日、ジープ・ブランドの本格オフローダー「Wrangler(ラングラー)」の新型モデルを、5月10日(金)から全国のジープ正規ディーラーで発売する。メーカー希望小売価格は、7,990,000円(税込)から。

 

これに併せて同社は、同日に東京・渋谷のMIYASHITA PARK(宮下パーク)の芝生のひろばに記者を募り報道発表会を開催した。

 

写真左から発表会で登壇した渡邉由紀Jeepプロダクトマネージャー、トータルテンボス藤田憲右さん、ステランティスジャパンの打越晋社長、深海宏樹Jeepブランドマネージャー

 

ジープ「ラングラー」は、アイコニックなデザインと悪路走破性を特長として、2018年に第4世代モデルを国内導入して以来、ジープ・ブランドの中で高い人気を得てきた。2023年末時点での国内累計販売台数は25,000台を超え、これまでのシリーズで最多の販売台数を記録している。

 

ゲストとして登壇したトータルテンボス藤田憲右さんとの対談風景

 

今回の新型ラングラーの最大の特徴は、7スロットグリル、台形ホイールアーチが息づくボクシーなフォルムなどのラングラーならではの伝統的な要素を受け継ぎつつ、よりタフで快適な走行を可能にするデザインにある。

 

なお新型ラングラーのラインナップは、今回新たに設定したエントリーグレードの「Unlimited Sport(アンリミテッド スポーツ)」、「Unlimited Sahara(アンリミテッド サハラ)」、および「Unlimited Rubicon(アンリミテッド ルビコン)」の3グレードで構成。新たにエントリーグレードを設定したことにより、より多くの層から求め易いラインナップとなっている。

 

 

新型ラングラーのエクステリア、インテリアの特徴は以下の通り

エクステリア

 

アンテナの位置
従来のマストアンテナに代わって、フロントウインドシールドに統合したアンテナを、全グレードに初めて採用したことにより、外観がよりスタイリッシュになったと同時に、オフロード走行時の小枝の引っ掛かりを防止。従来のマストアンテナの位置には「Trail Ratedバッジ」が装着される。

 

フロントグリル
新しいブラックテクスチャーの7スロットグリルをベースに、「Unlimited Sport」および「Unlimited Rubicon」グレードにはニュートラルグレーメタリック、「Unlimited Sahara」グレードにはプラチナシルバーのグリルサラウンドを採用した。

 

タイヤおよびホイール
ホイールのデザインをよりスタイリッシュに変更。「Unlimited Sport」グレードには、グレーアクセント入りの17インチアルミホイールにオールテレインタイヤ、「Unlimited Sahara」グレードには、18インチアルミホイールにオールシーズンタイヤを装着。ラングラーの中で、最もハードコアなグレードである、「Unlimited Rubicon」には、専用の17インチアルミホイールにマッド&テレインタイヤを装着した。

 

 

インテリア

 

パワーシート
「Unlimited Sahara」および「Unlimited Rubicon」グレードのフロントシートには、「12ウェイパワーアジャスタブルシート」をラングラーとして初めて採用し、より快適なドライブを提供した。

 

サイドカーテンエアバッグ
ラングラーとして初めてサイドカーテンエアバッグをフロントおよびリアに採用。全グレード標準装備とした。

 

インフォテイメント
第 5 世代 Uconnect®5 システムを搭載した、新12.3 インチタッチスクリーンを全グレードに標準装備。Apple CarPlay*1およびAndroid Auto*2に対応し、Apple CarPlayにおいては、ワイヤレスでの接続が可能となった。

 

走行面での特徴は以下の通り

 

フル・フロート・リアアクスル
「Unlimited Rubicon」グレードのみ新たに搭載した「フル・フロート・リアアクスル」は、従来のセミフロート構造と比べて、より強固で堅牢な構造にしたことにより、最大牽引能力を向上させている。

 

 

新型ラングラーのボディカラーは以下の通り

 

「Unlimited Sport」および「Unlimited Rubicon」グレード
・ブライトホワイトC/C
・ブラックC/C
・ファイヤークラッカーレッド C/C
・グラナイトクリスタルメタリック C/C

 

「Unlimited Sahara」グレード
・ブライトホワイトC/C
・ブラックC/C

加えてステランティスジャパンでは、新型モデルの発表を記念して2車種の限定モデル、「Unlimited Rubicon High Velocity(アンリミテッド ルビコン ハイ ベロシティ)」(10台限定、税込8,990,000円)、「Unlimited Sahara ローンチエディション」(300台限定、税込8,490,000円)も発売した。

 

「Unlimited Rubicon High Velocity」は、新型ラングラーのアイデンティティを際立たせる、ビビッドな黄色のボディカラーを纏った限定モデル。当該車両は抽選販売となり、5月17日(金)まで申し込みを受け付ける。


Jeep Wrangler Unlimited Rubicon High Velocity(限定10台)

 

「Unlimited Sahara ローンチエディション」は、「Unlimited Sahara」グレードをベースに、トレドノース(ラングラーの生産工場)の地形柄入りフェンダーデカール、およびジープの誕生年である「1941」のロゴ入りテールゲートデカールを特別装備。ボディカラーは、限定モデルならではの特別色のアンヴィル C/Cとなっている。

 

New Wrangler_トレドノース+1941ロゴ入りテールゲートデカール New Wrangler_トレドノースの地形柄入りフェンダーデカール

「1941」のロゴ入りテールゲートデカール トレドノースの地形柄入りフェンダーデカール

 

Jeep Wrangler 価格表

 

モデル名:Jeep Wrangler
グレード:Unlimited Sport
ボディカラー:
ブライトホワイトC/C
ブラックC/C
ファイヤークラッカーレッド C/C
グラナイトクリスタルメタリック C/C 
希望小売価格(税込):¥7,990,000-

 

モデル名:Jeep Wrangler
グレード:Unlimited Sahara
ボディカラー:
ブライトホワイトC/C
ブラックC/C
希望小売価格(税込):¥8,390,000-

 

モデル名:Jeep Wrangler
グレード:Unlimited Rubicon
ボディカラー:
ブライトホワイトC/C
ブラックC/C
ファイヤークラッカーレッド C/C
グラナイトクリスタルメタリック C/C
希望小売価格(税込):¥8,890,000-

 

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Jeep Wrangler 限定車 価格表

 

モデル名:Jeep Wrangler Unlimited Rubicon High Velocity
グレード:Unlimited Rubicon
ボディカラー:
ハイヴェロシティ C/C
台数:10台
希望小売価格(税込):¥8,990,000-

 

モデル名:Jeep Wrangler Unlimited Sahara ローンチエディション
グレード:Unlimited Sahara
ボディカラー:
アンヴィル C/C
台数:300台
希望小売価格(税込):¥8,490,000-

 

Jeep® Wrangler:https://www.jeep-japan.com/wrangler-jl.html

 

限定モデル:https://www.jeep-japan.com/special_models/wrangler_2024.html 

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

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(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

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経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

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1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。